残酷の沼

劇場公開日:

解説

「サイコ」のロバート・ブロックの脚本を、フレディ・フランシスが監督した怪奇もの。撮影はノーマン・ワーウィック、音楽はドン・バンクスとジェームズ・バーナードが担当している。出演は「プロフェッショナル」のジャック・パランス、TV「バットマン」シリーズで活躍中のバージェス・メレディス、ビヴァリー・アダムス、ピーター・カッシングほか。

1967年製作/アメリカ
原題または英題:Torture Garden
配給:コロムビア
劇場公開日:1968年6月15日

ストーリー

最初はいくぶんちゅうちょしていたが、好奇心も手伝って色男コーリン、映画女優のカーラ、彼女のいとこのドロシー、中年男のゴードン、そしてロナルド(ジャック・パランス)の5人は、ディアポロ博士(バージェス・メレディス)というショーマンの見せ物小屋の入口をくぐった。彼らは人影のない、うす気味悪い小さな部屋に通されそこで、5人の運命が次々と明らかにされていった。まずコーリンの運命が明らかにされた。彼は、肉欲がすぎ、ついには殺人まで犯し、その後は、人の肉を食う猫の悪夢に悩まされるというのだった。また、カーラは、スターになるため他人をあざむき通し、恋人さえも、そのなかにまきこんでしまう。だが、彼女がライバルとして競争心を燃やしていたのは、1人の外科医によって作られた操り人形でしかなかったのである。そして、彼女もまたその操り人形となるか、でなければ死ぬより道はないというのだ。この奇妙な運命を知ったカーラの心は、もはや正常のものではなかった。次にドロシーの運命である。彼女は記者となり、有名なピアニストのインタビューに出かけ、親しくなり、恋におちる。だが、ずっと一緒に生活してきた彼のピアノが嫉妬して、彼女を窓からつき落してしまう。4人目のロナルドは、ポーの作品の蒐集家だが、彼は同じ蒐集家カニングのコレクションをねたんでいる。そしてある日、カニングの家に招かれた彼は、どうしても見せてくれない部屋を見たいあまりカニングを殺し、鍵をうばって部屋に入るが、なんとそこでは、ポーのミイラが筆を動かしていた。ロナルドは恐怖のどん底に落とされた。最後のゴードンは、これまでの4人が、自分の運命を知り、ひどいショックを受けているのをみて、自分の運命を、知りたがらない。だが博士は、何としてもみせようとする。怒った彼は、ハサミで博士を刺してしまった。言うまでもなく、それが、彼の運命だった。

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