「とてもよかった」砂漠の流れ者 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
とてもよかった
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砂漠で水脈を掘り当てた後、神父に任せて街に出かけっきりになっていて、誰かに奪われるのではないかとハラハラした。その後戻ってからも、悪者が来たら簡単に奪われそうで、当時の保証のない社会の恐ろしさを感じた。そんな保証や契約など意味があるのかないのか分からないのだが、その反面、風通しは思い切りよくて、すがすがしくもある。いろいろ詰めがあまいぞ、と見ていて思ったのだがそんな甘さがいいのかもしれない。
最後、主人公が瀕死の重傷を負ってそのまま死んでしまうのだが、あんまり苦しそうでなくてよかった。実際はのたうち回るほど苦しんだ挙句に死ぬのではないだろうか。
90年代にリバイバル上映で見てもっと感動した記憶があったのだが、期待しすぎのせいかそこまでではなかった。
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