劇場公開日 1955年5月5日

「もう少しメリハリがあればなぁ」日本人の勲章 はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0もう少しメリハリがあればなぁ

2023年6月11日
PCから投稿

出だしの砂漠地帯ぽい部分を列車が走る映像がいいですねぇ~!何かパニック映画的なスピードで先が楽しみなスタートでしたが、その後は探り探りの展開で派手なシーンがないため退屈に思えたのが正直な感想です。

 人が少ない、周りに建物も少ない、まるで秘境駅に片腕の主人公が降りるため4年ぶりに停車。リーダー的存在のロバート・ライアンを中心に「あいつはこんな田舎に何しに来たんだ?」と探ろうとする。
 紳士的な主人公は、殺されて家が焼かれていた光景を見ても紳士的だったが、探られてケンカ売られて、また探られてケンカ売られて、この繰り返しで少しずつイライラ。。。彼らからしたら戦争の影響で日本を恨んでるのに、会いに来て勲章を渡そうとしたもんだから気に食わないってことですかね。はぐれて俺達なりに静かに暮らしてるのに邪魔するなって心境でしょう。違ってたらすみません。

タイトルに釣られて観た、あまり詳しくない自分でも「あっこの人、見たことある!」て役者さんが沢山いましたので往年のファンからすると待望のDVD化だと思います。

また、設定を戦後にしたそうです。
西部劇ぽい景色と建物なのに、服装は現代と一緒のカジュアル系。帽子は皆さんかぶってる。この中途半端なファッション・位置付けが新鮮に思えた。

田舎暮らしへの憧れだったり、集落の事情とか映画と関係ないんだけど、広大な景色に魅了されて観始めた自分には、最後に映った建物の少なさに目が行きました。

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はむちん2