劇場公開日 1989年1月28日

「既存の宗教観を覆す人間ドラマ」最後の誘惑 keitaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0既存の宗教観を覆す人間ドラマ

2012年5月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

自分の意思に関係無く"神の子"に選ばれた人間イエス・キリストの苦悩と葛藤を新鮮な視点で描き出す。 既存の宗教観に衝撃的な視点を持ち込んだ問題作と言う評価以前に良くできた重厚な人間ドラマだ。
人間としての生き方と神の子としての使命に葛藤するイエス、イエスの教えに従い裏切り者としての使命を受け入れるユダ、神話的な聖書の世界をリアルなひとの質感を持って描いた良作である。

keita