「異常心理スリラーの元祖にして金字塔!」サイコ(1960) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
異常心理スリラーの元祖にして金字塔!
"サイコ" シリーズ第1作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
冒頭からスリル満点で、ハラハラの連続でした。
4万ドルを横領した女が主人公なのかなと思いきや、あの有名なシャワー・シーンでその認識が間違いであったことに気づかされました。めちゃくちゃ驚きました。
不協和音のような音楽と共に、女と殺人者のカットが交互に挿入され、否が応にも高められていく恐怖。
直接的な描写を避けたことによって返って残酷さが際立ってしまうと云う、映画史上稀にみる名場面だな、と…
特典映像でシャワー・シーンの音楽有りと無しの比較がありましたが、無い場合は全く怖くありませんでした。ただ単調な画でしかなかったので音楽の効果は絶大だと思いました。
本作は言わばジャンルの先駆けなので正直目新しさを感じられなかったですが、ヒッチコック監督お得意のスリルを煽る演出や、恐怖を掻き立てる描写が秀逸でした。
物語の視点が次々に入れ替わり、最終的に4万ドルを横領した女の恋人とその女の妹が即席のコンビを組んで真相に迫っていく過程がめちゃくちゃスリリング。
上記のようにジャンルの先駆けなので、物語のオチは容易に想像がついてしまいました。しかし、同系統の作品が未だに模倣したり、敬意を捧げているのだなと考えると、いかに本作が名作であるのかが自ずと分かると云うもの。
何はともあれ、アンソニー・パーキンスのビジュアル・ショックが強烈。好青年の変貌に息を呑むと共に、演技の振り幅がすごいなと思いました。「当たり役キター!」ってことで勝手に続編つくりたくなる気持ちも理解出来る。
※修正(2023/08/24)
父とは家のテレビで一緒に映画観たりするので仲良いですし話が合うのも助かります。
私の世代が好んで映画館へ観に行くような作品を反対にあまり好きになれなかったりするので、自分って変わってるのかなぁなんて思ったりしてしまいます(笑)。
いや〜、
私、最近公開の作品もたまにしか観てませんが、
しゅうへいさんの鑑賞作品、
聞いたことも無いのや、
観た❗️と思ったら、リメイクの前ので、『私は貝になりたい』も中居正広さんので、とか。
寅さんのは、観てますが、どれなのかわかりませんし。
お父様と趣味が共通して話も弾みますね。😃🦁
ザシネマで何回もしていて何回も観ました。
余談ですが、ヒチコックさんにもセクハラ疑惑が浮上したそうで、
そういうのを知ると、
私は‥‥💦
しかし、渋い作品ばかりですね。