殺したい女のレビュー・感想・評価
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ギャグは古くても映画は不滅だ
途中までは普通の展開。「これはこれでまあ楽しいから このまま終わってくれりゃいいか・・」なぐらいな感じで見ていたら・・・クライマックス以降はとても 凝った作りになっていた。 だからストーリーにはものすごく無理があるけど楽しいから許せちゃうね。とにかく、これを書いた脚本家は頑張ったと思う。思いつきだけで終わらせてしまうのと、クライマックスでもういっぺんひっくり返してねじり上げて力技でまとめるのは全然違うよ。
この映画の一つ光る部分は奥さんのキャラだね。ああいう性格でも痩せようと思って頑張り続けるっていうのが一つ光ってると思うんだな。やっぱり努力する人ってのは味方になってあげたいと思う気持ちが働くんだね。
ギャグ なんか かなり古いけどやっぱり いい映画ってのは俳優がうまく噛み合っていて楽しいね
調べてみたら、デイル・ローナーは「いとこのビニー」を描いた脚本家ですね。あれは、これよりもさらに面白かった。「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」は私の環境では見ることができない。残念だ。
期待はずれもいいところ。
とてもおもしろい
ストーリーがとても面白くて、登場人物も愉快で楽しい。主人公が金をケチって誘拐犯が困り果てるところが面白い。急にシリアルキラーが現れたと思ったらあっさり死んで一体なんだったんだろうと思ったら、展開で死体が必要だったようだ。
人類が史上最もダサかった80年代の大金持ちの家がひどいセンスで見るに堪えない。誘拐犯の妻のデザインする服もひどい。音楽もひどかった。
ベド・ミドラー強し
総合:65点 ( ストーリー:55点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
妻の父親の財産目当てで結婚したのに、死にそうだった父親が死なずにちっとも財産が転がり込んでこない。待っていられないので自分で財産を築いてしまった。そんな時に妻が誘拐されて殺すと言われて大喜びするという腹黒い夫を、ダニー・デビートが演じるとやはりはまっている。だが被害者だったはずの妻はベド・ミドラーで、強くて感情的で肝が据わっていて行動力があり、ダニー・デビートに負けないかそれ以上に存在感があった。
内容はお馬鹿だが、出演者が魅力的で楽しめた。誘拐をした元々被害者で小市民な夫婦も、ベド・ミドラーと気が合って利害も一致して組めたことでめでたしめでたし。
財産目当てで妻を殺したい夫。そこに都合よく起こる妻誘拐。ほくそ笑む...
かなり笑える
先日、コーエン兄弟の新作予告を観て、この映画の事を思い出しました。
今から22年前の作品で、当時子供だったわたくしは、母親に連れられこんな映画を観ちゃってたんですね。しかし、これ大人向けでかなり笑えます。
内容は、事業で大成功を収めた社長(ダニー・デビート)が、愛人と共謀して(というか、そそのかされて)肥満でいびきがうるさい奥さん(ベッド・ミドラー)を殺そうとする所から始まります。ところが自宅の豪邸に帰ると奥さんがいない。落胆している社長に一つの電話がかかります。なんと、奥さんは誘拐されてしまい、身代金を払わないと殺すぞと脅迫されるのです。もちろん旦那はそれでご満悦。この時のダニー・デビートの演技がかなりうけます。メディアに公表するなと犯人は言っているのに、大々的に公表し、カメラの前では号泣するが、裏では大はしゃぎ。しまいには、犯人にはやく殺せと指示をだす始末。しかし、誘拐した犯人は虫も殺せない夫婦だったのです。
悪妻演じたベッド・ミドラーがこれまた怪演。
展開もすっきりしてて、とにかく最後までノンストップで笑えます。子供の頃にこんなブラックコメディを観て大笑いした自分がちょっと怖いですが、とにかくお勧めです。
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