「歪んだ愛情と表現方法」コレクター(1965) としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
歪んだ愛情と表現方法
今で言うストーカーです。
約50年前の作品ですがそのテーマの
衝撃度で後世の多くの作品に影響を
与えた。
今も監禁にまつわる多くの作品が
作り出されている事を考えると
異常者とその感情や行動はずっと
不変なのかも知れない。
自分を正常として、自分より弱い他人
にだけ自分の意思を押し付ける。
困った事に時間だけはある。
この作品でも、逃げようとする女と
それを阻止する男の歪んだ愛情が
交錯する異常なシチュエーションが
描かれている。
最初は気弱な主人公を演じる
二枚目俳優テレンス・スタンプだが、
時間がたつにつれ、狂気の異常者に
なってゆく様が見応えあり。
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