ゴッドファーザーPARTIIIのレビュー・感想・評価
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3部作一気鑑賞
お正月衛星放送のゴッドファーザー3部作を9時間半かけて一気に鑑賞。最後のパートⅢが、記念すべき1000本目の鑑賞作品となった。
長い大河ドラマの果てに、盲目の恋に陥った娘によって大切なものを失ってしまう結末。思えば、マイケルは女運が悪かった。ころころと男を変える妹や、悲劇で終わってしまったシチリア島での最初の結婚、アメリカに帰ってからの結婚も上手くいかなかった。
身の回りの女をいかにコントロールできるか。これは父権社会における最も難しいテーマなのだということが、3篇を通じて良く分かる。家庭を持つ男には身につまされる話である。
男どもを統べるゴッドファーザーといえども、上手くできなかったということである。
涙が流れない号泣のパチーノ
4.5
三部作の最後を飾るにふさわしい華麗な完結編。
蛇足だとかいろいろ言われているけれども、ぼくはそう思はない。
なんとなく物語が無難な感じがするけど、見応えは十分だと思う。
partIIIは全2作と比べわかりすい気がする。
partIIの最後、家族を失い1人ベンチに座っていたときの力のない虚ろな目が、度々フラッシュバックした。
コルレオーネ財団として合法になることに尽力したものの、完全に裏事業から足を洗うことはできなかったことを考える顔はすごく悲しげだった。
オペラに関しては全く知識がないので最後のシーンは毎回わかったようでわからなかったよう。
でもラストの悲劇には息をするのも忘れてしまうくらい驚く。
アルパチーノやダイアン・キートンの演技はとてもよかった。
ただヴィンセント役のアンディ・ガルジアはなんとなく頼りない感じ。
マイケルがザザを殺すことに執着するヴィンセントに言った「敵を憎むな、判断を誤る」は名言だと思う。
三部作を通して観た感想を一言いうと、
ゴッドファーザーはマフィアをテーマにしたようで実は愛や人望、もっとも人間を知る上で大切なことが多い映画。
意味深長で濃厚な描かれ方や映画全体の厳かな感じがとてつもなく素晴らしい魅力のある映画。
移り行く時代
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