GODZILLA ゴジラ（1998）のレビュー・感想・評価

ゴジラというブランドを利用したただのモンスターパニック映画
名前は同じだが中身は粗悪なパチモンにも程がある
ゴジラは人間が生み出した悲しい怪物であるにも関わらず、
人間を守るという日本らしい最高の怪獣作品と理解した監督が撮るべき
失望した

2014年7月公開のGODZILLAは東宝公認の正統なリメイクであるのと、ゴジラ愛が深い監督に非常に期待している

酷評の嵐だったらしいこの作品、せっかくハリウッドがまたやるので、どうせならと思い、どれだけ酷いか試した結果、本当に逆に勇気さえ感じるほどの酷さだった。

まず、これはゴジラなのか。全くもってにていない。
背ビレの形はおかしいし、イグアナみたいだし、第一、顔がゴジラからかけ離れている。まったく可愛くない。
ハリウッドなのでCGの塊なのは許せるが、なぜティラノサウルスのような体型にしたのか。
ゴジラの怖い箇所、かわいい箇所、特徴をすべて捨ててしまった、まったく別物のモンスターになってしまっている。

また、ストーリーもかなりダラダラで、あんな話を二時間以上もやられたら寝そうになっていた。
こういうのは90分位に収まればいいのではないか。

こんな映画、よく作ってる間に「こんなのゴジラではない」と気付かなかったのか訊いてみたい。

パシフィックリムが怪獣映画として出来が素晴らしいので、余計に何故ゴジラはこんなことにと思ってしまう。怪獣映画は怪獣も主役、それと戦うロボがでるならそれも主役、それが理解できていないから、人間だけ主役にしてヒューマンドラマにしてしまう。