劇場公開日 1952年10月9日

「その当時の?お役所仕事がよくわかる作品」生きる(1952) ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5その当時の?お役所仕事がよくわかる作品

2025年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

あるお医者さんが言った。「がんは、いい病気や。なんでか言うたら死ぬ時期を教えてくれる。死ぬまで自分が生きたいように後悔のないように生きれる。でも、交通事故や突然死はお別れすらできないから。」
その時、そのお医者さんはご自身もがんに侵されていたけれど「もう少し一緒に付き合っていく。」とおっしゃってた。
お医者さんだからその時は妙に説得力があった。
でも、自分がそうなったらどうだろう。
主人公のようにやることを見つけて死ぬまでそれに邁進できるだろうか?

30年間無欠勤だったが尊敬される存在でもなかった主人公がお通夜の日に初めてみんなから尊敬された。
見ている自分がなぜか悔しい思いをしたが、あんなにやる気を出していた同課の職員連中がそのあとの役所で相変わらずの仕事ぶりで
「なんやったんや、お通夜は」と思わされる。
まるで夢から解けて現実に戻ったかの如く。

配役を事前に勉強してからこの映画を見たらまた違った楽しみ方ができたのではないだろうか?「七人の侍」からも結構出てました。

♪エルトン シン
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