「その当時の?お役所仕事がよくわかる作品」生きる(1952) ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)
その当時の?お役所仕事がよくわかる作品
あるお医者さんが言った。「がんは、いい病気や。なんでか言うたら死ぬ時期を教えてくれる。死ぬまで自分が生きたいように後悔のないように生きれる。でも、交通事故や突然死はお別れすらできないから。」
その時、そのお医者さんはご自身もがんに侵されていたけれど「もう少し一緒に付き合っていく。」とおっしゃってた。
お医者さんだからその時は妙に説得力があった。
でも、自分がそうなったらどうだろう。
主人公のようにやることを見つけて死ぬまでそれに邁進できるだろうか?
30年間無欠勤だったが尊敬される存在でもなかった主人公がお通夜の日に初めてみんなから尊敬された。
見ている自分がなぜか悔しい思いをしたが、あんなにやる気を出していた同課の職員連中がそのあとの役所で相変わらずの仕事ぶりで
「なんやったんや、お通夜は」と思わされる。
まるで夢から解けて現実に戻ったかの如く。
配役を事前に勉強してからこの映画を見たらまた違った楽しみ方ができたのではないだろうか?「七人の侍」からも結構出てました。
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とみいじょんさんのコメント
2025年6月27日
共感とコメントをありがとうございました。
人を憎むこともなく、暇もある。確かに素敵な人生ですね。
「現場を見ずに、数字・書類だけ見てわかった気になる。」
最近の政治家に多いです。そして、統計資料を求めるので、現場は机仕事ばかり増える…。
虐待の実態を知らないで、統計の「継続指導」の数が多すぎる!!と議会で、熱弁ふるっていた議員もいました。「継続指導」って、家族再生のために、粘り強く指導しているってことなんですけど。現場に一週間でも実習していたら、そんな馬鹿な熱弁ふるわないのに。
マスコミに煽られた、一般ピープルの言動にも辟易しています。