劇場公開日 1952年10月9日

「やる気になれば人生が変わる」生きる(1952) 重さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0やる気になれば人生が変わる

2023年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

志村喬扮する時間をつぶしているだけの市民課長渡邊勘治は20年ほど前から死んだ様な風情であった。地区から公園にしたいと言う要望について役所は馬鹿にした様にたらい回しにした。あと少しで30年無欠勤の市民課長が休んだ日であった。市民課長は余命半年の胃ガンであったが医者からは胃潰瘍と言われた。
この間カズオイシグロ脚本の生きるを観たので黒澤明版生きるを観直してみた。いざ死を悟った時にどう生きるのか。ショックから如何に立ち直るのか。果たして自分がその立場に追い込まれたら頑張れる意思を持てるのか。とても自信が持てないな。でもやる気になれば人生が変わるかも。

重