荒野の用心棒のレビュー・感想・評価
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西部劇は避けがちなのだが、なんと、期待以上に良かった!オープニング...
西部劇は避けがちなのだが、なんと、期待以上に良かった!オープニングのアナログなグラフィックと、口笛が印象的なモリコーネのテーマ曲から、グッと引き込まれた。オーソドックスな展開ではあるが、ドンパチだけでなく心理戦でもあり、緊張感がビンビン伝わってくる。イーストウッドをスターにしたのも分かる。セルジオ・レオーネ監督、ドル三部作・第一作。マカロニ・ウエスタン、侮るなかれ。
映画そのものより映画のエピソードのほうが面白い
オープニングのビジュアル・デザインはかっこよく、テーマ曲もキャッチーで素晴らしいけれど、肝心のお話はあんまり……。
人物の関係もちょっとわかりにくかった(雰囲気の似てるオヤジが多くて)。
ところで、レオーネたちは、元ネタとなった『用心棒』の監督であるクロサワの許可をとらずに本作を制作し、裁判沙汰になったそうだけど、僕は本作そのものより、そっちのエピソードのほうが面白いなと思ってしまいました。コメディー映画になりそうだな、と。
出ました🚗 ³₃
右にアメリカ、左にメキシコ、真ん中に俺。っていやいや(笑)あんた1人で一個師団一個大隊のつもりかよ!(*゚Д゚艸)笑、ランボーじゃん
鬼舞辻無惨がかっこいいとか、BTSがかっこいいとか、福山雅治がかっこいいとかどうせ言ってるんでしょ( *¯ ꒳¯*)
ちっちっちっと。
この世で1番かっこいいのは、タバコ半分かじりながらマントを半分払い除けながらナナメ45°上を片目で向いたときの、クリントンもとだい
山田康雄の声の懐かしさ
BSテレ東で視聴。
クリント・イーストウッドの声が山田康雄で、それだけでうれしかった。
内容は、まあ、自分としては、続・荒野の用心棒の方を先に観てしまったためか、CMで気持ちが切れてしまうのか、少し響き方が遠かったが、楽しめた。
暗闇の中、馬が疾走するシーンはすごい迫力。
よく撮ったなぁ。
ザ・西部劇
イタリア産の西部劇マカロニ・ウエスタン、ドル3部作の1作目。
イタリア産ですが、世間一般の西部劇のイメージはマカロニ・ウエスタンが作り上げたモノなんじゃないでしょうか。
西部劇といえばコレな音楽、カッコつけたイキな銃さばき、拍車の付いたウエスタンブーツ、ウエスタン扉、いかにも西部劇に出てくるようなバーや町並みも、
本国アメリカ産よりウエスタンが強調されてるような、ウエスタンへのフェチズムを感じます。
『夕陽のガンマン』2作目
『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』3作目
『荒野の用心棒』1作目
の順で観たけど、つながっていないので全く問題なかった。
ドル3部作の中で1番好きです。
ストーリーが分かりずらくて、どっちの味方?あっち側?こっち側?と混乱して、おおまかに理解したまま観てて、あまり脚本的には楽しめなかった…
でも、カッコ良かった。
まだ観てない方に、オススメです。
黒澤明『用心棒』のリメイクらしいけど『用心棒』は観てない僕のレビューでした。
ボコボコにされてからが勝負!
大変な目にあってから、手負いの虎?熊?のように怪我を治し体を休め一人リハビリをして準備万端!
冒頭は、日本の時代劇だったら(黒澤明の「用心棒」見てません・・・)こんなキャラクターでこんな衣装でこんなセットでこんな脚かな~と思い浮かべながら見たので二倍に二重に楽しめました。それから(私も)少し眠って休憩をとって後半戦に向かいました。クール!口数少なく言われたことはちゃんと覚えているイーストウッド、撃たれても撃たれても立ち上がる!仕掛けはあってもびっくり!
カメラが素晴らしかった。暑さの中ふらふらする側からの視界ってこんな感じだろうというのがリアルだった。モリコーネの音楽にはイタリアのカンツォーネが基にあるんだろうなあと思いながら聞きました。棺桶おじさんが、倒れた沢山の死体の身長を紐でひたすら計って満足げに仕事していた風景は笑えた。誰が棺桶代金払ってくれるのかなあ?
この映画と全然関係ない「続・荒野の用心棒」でも棺桶が重要な役目を担っていた。フランコ・ネロがずるずる引きずる棺桶。その意味も役割も異なりネロ=ジャンゴもかっこいい!
いかに元ネタ
クロサワの「用心棒」が優れているか再認識。10分程度の刈り込みだがまだ冗長、馬を走らせるシーンとかラスト決闘の所要時間とか。まぁ元ネタもミフネ接待シーンとかいらないけど・・
オープニングは元ネタに勝ってる。誰でも耳にした事のある巨匠モリコーネの曲。さぁマカロニの始まりですよ!と血が躍る。片手間に作った曲の一つかもしれないが、歴史的な名曲と思う。強引だが樽ダイナマイトはイイ! 最後のタイマンはちょっとあり得ない。
面白かった
聞き知ってはいたが、実際に見るとあまりにも「用心棒」の話そのままなのでびっくりした。これだけ堂々とパクれる作り手の精神は、ある意味気骨があって凄い、と思う。
しかし、映画としてこれだけ面白いのはやはり主役のキャラ付けが大成功したからだと思う。もはや現実のイーストウッドがこういう人なんだ、と確信を抱いてしまうほどのハマり方だ。
そして悪役が皆さん素晴らしかった。特に、出番は少なかったが女主人が良かった。
50年近く再三観てきた筈なのに、面白さに衝撃
元が「黒澤監督作品の『用心棒』の(無許諾)翻案作品」として認識された経緯と、亜流西部劇といういかがわしさ漂う印象から、格下のB級的扱いに甘んじた作品というイメージがある。
それが、今回テクニスコープのワイドスクリーンでの、半世紀以上ぶりの公開実現を知り、身震いした。
上記の事情により、権利元である黒澤プロの許可なくして劇場公開は不可能なため、今回は極めて異例と言える。
念願の劇場初鑑賞を果たした今回は、ストーリーラインこそ原案「用心棒」に添ってのモノではあるもののテンポの良い演出と、洗練された映像は飽きさせる事なく、まるで初鑑賞作品の如く引き込まれた事に、自身驚きを覚えるとともに感嘆させられた。
TV初放送以降、再放送、ビデオ、LD、DVDと形を変えて何度となく繰り返し鑑賞している作品である事を忘れる。
初期LDまではトリミングのスタンダードサイズ状態でしか観られなかったのが、後期にワイド版でも発売され、テクニスコープの画角を生かしての構図や演出の全貌が初めて分かった気がした事が記憶に残っている。
その後、イタリア旅行の機会に現地でマカロニ関連モノが手に入るのでは無いかと考えて期待していたが、向こうでは何かを見つけることは出来なかった。
更にその後、初期イタリア発売版のオリジナル伊版DVDにて、ガンマン三部作とワンスアポンナの2作品目までを個人輸入で手に入れる事が叶った事で、「これで念願を果たして一区切り」と考えていた、筈だった….
正直、今回はどちらかと言えば先行上映されたうちの「夕陽の..」の方にウエイトを置いての鑑賞のつもりだったのに、蓋を開けてみたら「荒野の用心棒」にグイグイ引き込まれてしまった。
まるで、初鑑賞作品の如く(暫く観ないでおくようにしてはいるので)、修復された画像の綺麗さも手伝い、新鮮さを覚える程。
そういえば、数年前に超絶的な修復を遂げた『続荒野の用心棒』を劇場鑑賞した際にも、同様の感覚を覚えた事を思い出す。
あと、タイトルの方は“we can fight”で、
劇中のは“with the wind”だったりとかも再認識した。
蛇足ながら、
“無許諾制作”の件については、制作サイドから「事前の打診」の文書が東宝宛に送られていたにも関わらず、東宝がこれを黙殺して黒澤サイドに伝えられないままだったという事が後に発覚している。。
イタリア側はダメ出しの返事がなかった事で、勝手に可と解釈して制作に踏み切ったというのが真相。
この件から、黒澤サイドは東宝に不信感を抱く結果となり、長年のパートナー関係の解消へと発展していく切っ掛けとなったとされている。
マカロニの原点
何もコメントすることはない。まだ観ていない方は是非観るべき作品。黒澤作品も併せて鑑賞したら、面白いと思う。今回はアメリカ公開版の英語音声だった。出来れば、イタリア版のイタリア語音声で鑑賞したかった。
黒澤明の用心棒と比べると・・・
2024年劇場鑑賞66本目。
パンフレットないかもと思いましたが三作まとめてあったので良かったです。
西部劇は好きなのですが自分からこれ観ようと思って見ないので結構名作でも観てないのはたくさんあり、今回のドル箱三部作はどれも多分未見なので鑑賞することに。
用心棒のリメイクではなくオマージュということで、完全に一緒というわけではないし、なんなら東宝から訴訟されてるのでやっぱり黒澤明の用心棒に比べると主人公の立ち回りの雑なところや、動機もあやふやなところがあります。三船の侍には正義を感じられたのですが、この主人公は金なのか?と思う所もありました。多分酒場の親父いなかったら殺されてた人いそうだし、酒場の親父が主人公かばってるのに感謝してなさそうな感じだし・・・。
後西部劇特有のお腹撃たれて即死の雑な当たり判定と侍の達人具合を比べるとカタルシスが違うなぁというのはあります。
それでもエンリオ・モリコーネのあの曲は家に帰っても口笛吹いちゃいますね。
ガンマンがそこに立っている
ドル3部作リバイバル上映にて鑑賞。
命懸けの激しい銃撃戦や、銃を抜く間の張り詰めた空気の緊張感が画面から伝わってくる。
早撃ちやテンガロンハット、拍車などの西部劇の王道を、いやマカロニ・ウエスタンを存分に堪能した。
やっぱりカッコよい。
用心棒もカッコよいけどマカロニウェスタンなこっちもやっぱりカッコよい。モリコーネの音楽も劇的にハマりっぱなし。それぞれのシーンにバッチリハマる。法律とか小難しい話が全くない時代、あったんだなー。
期待度○鑑賞後の満足度◎ くだらないのか面白いのかよく分からない面白さ。パッチものすれすれの出来ながら「マカロニ・ウェスタン」というジャンルを打ち立てた記念碑的作品。
①イヤー、懐かしい。でも、ちゃんと観たのは今回が初めて。
映画館で見れるとは!
クリント・イーストウッド主演、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネという名作西部劇4Kリマスター版が劇場で見れるということで、何度かテレビで見たことありましたが、映画館の大きなスクリーンで観たいと思い初日に行ってきました。
若かりしクリント・イーストウッドがやはり格好いい!当然のように格好いい!当たり前のように格好いい!特にラスト、酒場のおやじが吊るし首にされようとする瞬間、ダイナマイトが爆発し煙が立ちこめ、その煙の中から現れるジョー(イーストウッド)の登場の仕方、最高でした。痺れましたね~これぞ映画の醍醐味です。
途中、ラモンの愛人にさせられていたマリソルを救出し子供と夫に引き渡し、金を渡して逃がすシーンも格好いい。美人だからといって人妻には手を出さないのである。「なぜ助けてくれるの?」の問いに「かつて女を救えなかったから」という謎めいた返答。ジョーの過去に何があったのか一切明らかにされない謎めいた男だが、これぞヒーローなのである。
そして、有名なラスト。撃たれても撃たれてもなぜか死なずに何度も立ち上がるジョーに次第に表情から余裕が消え必死に撃ち続けるラモン。顔面をアップでとらえるカメラワークもいい。そしてジョーの早撃ちで数人の敵を一瞬で倒す鮮やかさ。ジョーがその前にボッコボコに痛めつけられ半殺し状態にされていたのでカタルシスを感じました。必殺仕事人で良い人物が悪い奴らに残忍に殺された後、仕事人が恨みを晴らすシーンに通ずるものがあります。あれだけ痛めつけられ血まみれで地面を這って命からがら逃げるシーンがあるからこそ、このラストでのカタルシスにつながるのだなと思います。まさしく復讐劇をテーマに後に多く作られるマカロニ・ウエスタンの原点がここにあるのです。
酒場のおやじと棺桶屋とタッグを組んで悪い奴らを町から一掃する痛快な西部劇でした。そういえば、黒澤明監督の「用心棒」が原案ですが、いまだに未見なのでいつか見なければ。
今観ても味わいのある作品
評価3.9
マカロニウェスタン、間違いなくその代表作の一つでしょう。
監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネ、主演クリント・イーストウッドという凄いメンツが集まった作品。
また、ジャン・マリアヴォロンテもですが、皆この作品で大ブレイクしたような印象があります。
最初っからなんですが、もう音楽が素晴らしいんですね。流石はモリコーネと言ったところでしょう。
物語はもうそのまんま「用心棒」なんですが、音楽や乾いた空気でとても新鮮に見せてくれるんですよね。
いや、やっぱりこれは面白いです。
マカロニウェスタンの入り口としてもおすすめですね。
今観ても味わいのある作品ですよ。
全43件中、1~20件目を表示