「交渉人という専門職を紹介する」交渉人 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
交渉人という専門職を紹介する
総合:75点
ストーリー:75
キャスト:75
演出:70
ビジュアル:70
音楽:65
平和的な事件解決のために犯人と交渉をする交渉人と呼ばれる専門職がいる。ベン・ロペスという匿名の交渉の専門家が書いたその名も「ネゴシエイター(交渉人という意味)」という本によると、1970年頃にアメリカの警察が最初に始めたのだそうだ。
その交渉人の活躍を描く一方、交渉人が事件に巻き込まれて別の交渉人と交渉をする。交渉人という存在と仕事やそのやり方が事件の過程で紹介されていて興味深い。物語は交渉人についての活躍に焦点をあてて追うというよりも、警察内部の腐敗についての犯罪物が中心になっていて、犯罪者相手の交渉人の活躍の姿をそのまま正面から追いかけるというものではない。その点で活劇と交渉が混ざってしまっていて交渉だけに集中は出来ていないのだが、それでも恐らく初めてこの職業を描いたということで意味のある面白い作品だった。
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