「主人公に何故か与えられた試練とやり直しの機会」恋はデジャ・ブ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公に何故か与えられた試練とやり直しの機会
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総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 65
音楽: 60
本来の実力以上に自信家なために自分勝手で傲慢なところがある主人公。そんな主人公を苦しめる毎日の繰り返しであるが、実は自分を見つめなおし成長させてくれるというありがたい試練だった。そして自分を変えて幸せを手に入れる。
ちょっと物語としては安直。試練のようでいて、でもこれは極めて大きな機会。何せ何をしても許される。何度泥棒をしようが自殺をしようが次の日の朝六時になれば全て元通り。でも自分の経験と記憶だけは累積されるのだから、良いほうに考えれば時間をとめて自己開発にいつまでも挑めるということ。そして時間が素敵な自分になるまでいつまでも待ってくれる。そして素敵な自分になって恋も手に入れたとき、時間も進んでくれる。そんな主人公にとって有難たすぎる話が唐突に現れるなんてなんと都合が良いんだろう。
嫌味たらしいやつが試行錯誤と挫折を繰り返しながら思いやりのある人間に変わっていく過程は良かった。悪くはないけれど設定が安直に感じたために特別素晴らしい映画というほどでもありませんでした。
それと主人公はいつも朝六時にはベッドの上で目覚める。朝六時まで眠らず待つという選択肢は彼にはなかったのでしょうか。
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