ソフィー・マルソー 恋にくちづけ

劇場公開日:

解説

南仏の高級リゾート地を舞台にプレイボーイの中年実業家とパリ娘の奇妙な触れ合いを描くコメディ。製作はアラン・サルドとアラン・ベルモンド、監督は「愛人関係」のジョルジュ・ロートネル、撮影はエドモン・セシャン、音楽はフィリップ・サルドが担当。出演はジャン・ポール・ベルモンド、ソフィー・マルソーなど。

1984年製作/フランス
原題または英題:Joyeuses Paques
配給:松竹富士
劇場公開日:1985年6月29日

ストーリー

南仏。コートダジュールの海面を疾走する大型クルーザーを、たくましい肉体が自慢げなステファン・マルジェル(ジャン・ポール・ベルモンド)が操作している。彼は実業家。美貌の妻ソフィ(マリー・ラフォレ)がいながら、浮気に余念がないスゴ腕のプレーボーイだ。ある日、パリに旅するというソフィを送りに行った飛行場で、一人の娘に出会った。名前をジュリー(ソフィー・マルソー)という18歳のパリ娘だ。妻ある男と別れたところだ。キザな文句で口説くと車に同乗させた。どこも都合がわるく結局自宅に彼女を連れ込んだステファンのもとに、旅立ったはずのソフィが現われた。あせった彼はジュリーが僕の前の妻との間にできた娘だと口ばしってしまった。翌朝、ソフィがジュリーと行動を共にしたがった。悪いことに、その日は美術館建設の助成金問題で、政府の役人ルソー(ミシェル・ボーヌ)と会う約束だ。ソフィを伴って約束の場所に急ぐステファン。ソフィはジュリーを連れて会議の途中ショッピングに出かけた。それを追ったステファンは、慌ててガラスにぶつかり失神、病院にかつぎ込まれた。やっとのことで二人のいるサン・ボールの別荘に辿りつくと、そこではステファンの誕生パーティが準備されていた。あのルソーも出席している。そんなところに、ジュリーの身を案じた母のマルレーヌ(ロージー・ヴァルト)が現われたことから、事態が悪化した。何も知らないマルレーヌが、ジュリーの父はヒドイ男だとしゃべりまっくてしまったのだ。ルソーは資金援助をはねつけ去った。パーティはめちゃめちゃのうちに終った。翌日、ジュリーはソフィーが何もかも知っていたことを知って驚いた。ソフィはステファンがジュリーにひかれはじめていることも感じていた。ジュリーも、ステファンの魅力に惹かれはじめている自分を感じた。少しのあいだに大人になったジュリーは、ステファンとソフィの愛のためにも、また、ひとり出発する決心をするのだった。

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映画レビュー

3.5ベルモンド大暴走

2022年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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msang

4.0ソフィー・マルソーが可愛く、ジャンポール・ベルモンドが体張ってカーアクションを頑張ってる

2021年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

太陽がいっぱいのマリー・ラフォレの妻に、若いお嬢さん連れ込みを見つかったジャンポールベルモンドが実は自分の娘と言い訳してのドタバタ劇。若くは見えない50過ぎのベルモンドがヘリコプター宙吊りから始まり壁伝いの愛人宅侵入やフランス映画に珍しい結構派手なカーアクションを、一生懸命且つコミカルタッチで頑張ってる姿には好感を抱いた。

とは言え、やはりこの映画の最大の魅力はソフィー・マルソー。最初の登場シーン、一瞬日本のお嬢さんの様に見え、フランス女優でありながらその東洋的な佇まいに新鮮に驚かされた。そして裸で寝る設定から見せてくれる裸体は、ラフォレのセリフ通り、なんて綺麗な!まあ、演技的には、特に印象に残らないが、将来の国際的人気女優の片鱗はしっかりと魅せつけられた。

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Kazu Ann

4.0ベルモンド中毒

2020年11月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

ベルモンドが切れた~!ので、アマゾンで探して2本見ました。まずはソフィー・マルソー出演のこの映画。

女好きで、金持ちで、口が達者!!メインは素敵なカーアクション!街もパーティー会場もグチャグチャ!相変わらず凄いかっこいい運転技術!車だけでなく、ボートも救急車も運転して、ヘリコプターから下がるハシゴに乗り、海に飛び込み、寝台車に乗り、時計を見ながら用意周到・計画的に浮気する精力的パワーに呆れて感心。とにかく規模が半端ないです。

50代とは思えないベルモンドのスマートな体とジーンズの似合う引き締まった足腰!身の軽さ、ジャンプ、運動能力にはただただ感動!そして愛嬌と色気!ソフィー・マルソー、とても可愛い。この映画でも「パパ」に「妊娠したの」と言ってた。色んな意味で違うのだけれど。

007に対抗してるのも笑えた!ドキドキしつつたくさん笑えてまた幸せになれた!ベルモンドの早口で情報量たっぷりの台詞の素晴らしさ!演技力も抜群!
「プロフェッショナル」に親友役で出ていたミシェル・ボーヌにまた会えて嬉しかった。エンディングの撮影風景、和やかで楽しそうだった。

2本目は「道化師ドロボー・ピエロ」(1980)。日本未公開。ここでもミシェル・ボーヌ登場。
ベルモンド演じるのは前科ありの詐欺師&絵画・宝石泥棒。豪華クルーズ船の後はゴージャスなパーティー、そしてヴェネツィアへ。ボート、トラゲット、ヘリコプター、車、観光バス、トラックが大活躍、ヴェネツィアならではの沢山の橋と観光客もいい役割担ってました。ベルモンドの腹筋、背筋、両脚のかっこよさを改めて確認!後から後から色んな女性が登場するのも、ネクタイ見て嫌み言うのも、ヴェネツィアの高級ホテル、街並み全て良かったな~。最初と最後がシンメトリーで美しかった💕お見事な着地!!
(2020.11.11)

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talisman

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