恋におちたシェイクスピアのレビュー・感想・評価
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真実の恋から生まれた永遠の愛の物語
シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」誕生秘話を、シェイクスピアのロマンスと絡めて描き、1998年度のアカデミー賞であの「プライベート・ライアン」を抑え作品賞に輝いたラブロマンス。
最も映画を浴びるように見てた時期に見た作品だったので、とにかく懐かしい約10数年ぶりの鑑賞。細かい箇所など結構忘れていたけど。
改めて見ても、巧みなストーリーが面白い。
シェイクスピアの恋がそのまま「ロミオとジュリエット」に。
物語はフィクションだが、実在の人物も多数登場。物語と劇中劇が交錯して進み、クライマックスの舞台「ロミオとジュリエット」は拍手喝采。
やっぱりこの頃のグウィネス・パルトロウが一番輝いていた。この役を手に入れるまでのゴシップに目を瞑れば、最高にキュート。
ジョセフ・ファインズもセクシーな魅力を発揮。
コリン・ファース、トム・ウィルキンソン、イメルダ・スウィントンらの出演は初見時気付かなかった。
まるで舞台を見ているようなジョン・マッデンの演出は快調、美術や衣装は豪華、スティーヴン・ウォーペックの音楽も心地良い。
劇で描かれた真実の恋。
しかしシェイクスピアの情熱的な恋は自分が書き上げた物語等しく、切ない結末に。
その想いは永遠のヒロインとして、物語の中で魅了し続ける。
意外と軽いコメディ
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 75
ビジュアル: 80
音楽: 65
たくさんの賞をとっているのでかなり期待してみたのだが、思ったよりもずっと軽い調子の恋愛喜劇でした。
グウィネス・パルトロウ演じるヴァイオラが俳優になりたくて男装してるが、どうみても女だとすぐにわかりそうなのにばれない。劇場が閉鎖となってもすぐに助けがやってきて他の劇場で演劇ができるようになる。逮捕されそうになっても女王があっさりと助け舟を出す。何事もかなり都合よく物語が進んでいく。もっと真面目なしっかりしたものを想像していたので、最後以外はちょっと期待とはギャップがあってこんなものなのかと思ってしまった。もっともこれは私の勝手な思い込みだろう。
でも衣装やセットは期待にたがわずしっかりしていました。器の大きい威厳があって直感も優れた女王役は007シリーズでボンドの上司役のMで知られるジュディ・デンチ。はっきりとした身分の差がこの時代を表しているが、彼女の言葉がシェイクスピアたちに与える影響も大切で存在感がある。
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