「こんな母親はいない。初老のジジイ目線な話だと思う。」クレイマー、クレイマー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな母親はいない。初老のジジイ目線な話だと思う。
こんな母親はいない。
こんな悪い母親はいない。
こんな父親はいない。
子供が家にいるのに家で浮気しない。
こんな子供もいない。
子供としての人格を全く無視している。
時代が違うから、設定が違うと言うだけで無い。演ずる俳優のイメージ(ダスティン・ホフマンのイメージ)で、作られた演出だと思う。アルパチーノだったら、別の設定を作らなければ、不自然になる。子供とすごす生活を狂気の演技では表現出来ない。
こんなに簡単にクビにされるのは、アメリカが終身雇用でないから、日本は、実力主義を良しとして、アメリカの尻を追いかけ、経済はこの映画の様な社会になってしまっている。
離婚するのに15000ドルって、訴訟の国と言えど、もはや狂気だ。
ダスティン・ホフマンだから、優しい理解力があるフェミニストなのに、運悪く誤解されている、と言った設定が通用する。ても、彼は子供のいる前で、会社の同僚と浮気しているのだ。
そんな、馬鹿な!
この父親のやった事は、お芝居の発表会に行った事と、買い物に行った事と、怪我させて病院に連れて行った事と、不味そうなフレンチトーストを作っただけではないか!それでこの結末。全く心が動かされない。この男、よくよく見れば、せっかちな切れやすい仮面男と僕なら見るが。
そもそも、現代社会の離婚の原因は、男の浮気か男の暴力。僕が年老いたから、現代の若者は『いやいや、違う』って言うのだろうか?『女も浮気するぜ』って、詭弁である。どんな場合でも、男が浮気の原因を作るのである。古今東西同じである。それを女性が理解するようになった。だから、未婚が多くなったって事だ。
初見であるが、若い頃見なくて正解だった。あの『小さな巨人』の俳優なのか?『小さな巨人』もう一度見てみよう。
10針も縫う手術をする時は、もっと、感染症を恐れると思う。