クレイマー、クレイマーのレビュー・感想・評価
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2つ折りのフレンチトースト
日々仕事に忙殺される会社員テッドをダスティン・ホフマンが、妻ジョアンナをメリル・ストリープが演じる。
長年悩みを抱えていたジョアンナは、愛する息子ビリー( ジャスティン・ヘンリー )を残して家を出るが … 。
朝、父と子が二人並んでチョコレートドーナツを食べるシーンがいい 🍩
メリル・ストリープが女神のように美しい ✨
- 僕に何かあったら
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
ラスト10分
で、涙腺爆破。あんなにいけてなかったダスティンホフマンに終盤はずっと感情移入。子供にあんな泣かれ方したら反則です。
そして周りにやな奴がいない。ハッピーターンを食いながら俺の泣き顔を見にきた奥さんぐらいか?
邦題名の通り、「vs.」よりも父子の絆の成長譚的に感じる内容からは「クレイマー、クレイマー」の方が相応しく感じ…
劇場鑑賞後も
TVで3〜4度は観たような記憶だが、
ビスコンティの「ルードリッヒ」や
コッポラの「地獄の黙示録」を抑えての
キネマ旬報ベストワン作品でもあるので、
見落としの点もあるかと思い再鑑賞した。
そして、邦題が「クレイマー、クレイマー」
だったので、
母親のいなくなった父子の奮闘記の映画だと
思って観ていた初鑑賞時の記憶も蘇るが、
女性が家庭の中だけではなく
自分探し的生き様に踏み出す設定は、
少し前に鑑賞した「推定無罪」の2人女性も
思い出された。
しかし、ホフマンとストリーブの名演技
にも関わらず、ストーリー面で、
親子の絆を深めるための設定
ではあるのだろうが、
まだ出世欲を有していて
キャリアとして大切な時にも関わらず
父親が家政婦を雇わなかったり、
また、統計的には父親が勝訴するのは1割位
とは聞くものの、この裁判の判決としては、
どう見ても母親の敗訴としか感じられない
のだが、何故そうではないのか等々、
疑問に感じることが多い鑑賞の回と
なってしまったこともあり、
更には、度重なる鑑賞により、
私には、もはや新鮮味を感じることが
無くなってしまっていたのは残念だった。
さて、
父子の絆の成長譚的に感じる内容からは、
作品のタイトルとしては「vs.」よりも、
「クレイマー、クレイマー」が相応しく
感じ、そんな感覚を共有したかのような
配給会社による邦題名だったのかも、と、
一人で勝手にほくそ笑みつつ鑑賞を終えた。
好きな映画の、ベスト5に入る
親子ふたりの涙ぐましい奮闘ぶり
「もう本当には聞けなくても聞いているふりをするということ」
前半は心温まる父と子のヒューマンドラマなのが、後半からガラッと雰囲気が変わる。後半は原題の通り、「Kramer vs. Kramer」。でもこの前半に時間をかけるからこそ、この後半の裁判のやり取りの重みが増す。
今作は、ほとんど母親ジョアンナ側の目線は出てこない。本人の口から多少語られる言葉と裁判でのやり取りから感情を読み取ることもできるが、どれだけが事実で本人の感情を表しているかどうかは私たち観客には分からない。そのため、父テッド側に感情移入するのは、自然な流れかもしれない。特に、ダスティン・ホフマンの「優しい父親眼差し」ルックを無視するのは難しい。
あくまで父子のストーリーかと思えば、さすが名作と言われるだけあり、そこには普遍的な人間の課題がある。人生で何に価値をおくのか。夫婦それぞれが、自分にとっての新しい価値を作品を通して見出しているのが興味深い。父は、自分の息子との関係性。母は、自分らしさ。でもそこに正解はなく、いつもうまく行くわけではないのが、人生の憎きおもしろいところ。そこが今作の魅力ではないか。
そして、やっぱりクレイマー夫婦の子ども、ビリーがいい。涙を溜め、「もう夜に“おやすみのキス“をしてくれないんだね?」と聞くシーンにはついグッときてしまう。自分の人生の価値について再確認させてくれる作品。
就活RTAのシーンが良かった!!
テーマ曲が有名でした。79年当時は男性が親権を取ったり、子供の食事の世話をするのが珍しかったのか良く分かりませんが、ピリピリしていてあまり好みではありませんでした。年の瀬の超速就活シーンは良かったです。法定で散々脅しをかけられた上、ラストは母親の方があっさり折れてしまい、物足りなかったです。
自分が幸せならば、相手も幸せだと思っていた。それが間違いだった。
つい、自分と相手と同じと思ってしまう。
テッドは、決して、家族のことを考えていなかったわけではない。
バーバリーのコートが欲しいと言えば、(あまりの高額にビビッて)手を震わせながらも購入しているし。
経済的に満足させていれば、それが家族を守り、幸せにしていることだと思っていただけ。
家族の幸せのために、俺はこの仕事を頑張っているんだぞとまで思っている。
ジョアンナやビリーの話を聞くことなく。
完全なる自己満足。
日本でも、定年離婚を妻に突き付けられる夫と同じ。
ジョアンナが出て行って、ビリーのお世話をするようになり、話を聞き、一緒に生活をして、学校行事にも顔を出し、初めての自転車とかの経験を共有し、ビリーの気持ちを一番に考え、良い父親になっていったテッド。
でも、自分の気持ちとビリーの気持ちが同じと思っていたところは変わらず。
ジョアンナから「ビリーが欲しいの」と言われて、テッドは「あの子が承知すると?」とビリーの気持ちを決めつける。
だから、面会を求められて連れて行った公園で、母の声を聞いただけで、テッドの手を振り切って駆け出していくビリーに驚き、一人取り残される。ビリーもテッドと同じように母に怒り、拒絶するとでも思っていたのだろう。
子どもにとって、両親の、家族のどちらかを選べるわけではないのに。
7歳。母が出て行った時は6歳(小学1年生)か。その6年間、母と二人暮らし同然であったであろう。テッドは会社から、365日働くように求められ、それに応じていたのだから。その母との日々が忘れられるわけがない。
母が出て行ってからの18か月。父が父なりに自分を大切にして動いてくれているようになったこともわかる年齢。電話に出るよりも、ビリーへの絵本の読み聞かせを続ける。ビリーに「電話だよ」と言われて、やっと電話にでるテッド。
どちらも、ビリーにとっては大切な宝物。
そんなビリーの気持ちを知ったからか、裁判では、ジョアンナへの配慮が足らなかったことを詫びる発言も。ジョアンナが自己否定をするシーンで、口パクでフォローするシーンも。相手の弁護士から揚げ足を取られる可能性もあるのに。
裁判は、どちらがビリーの親にふさわしいかを探るものではなかった。
相手を完膚なきまでに叩き潰し、雇い主の望みを勝ち取るためのもの。弁護士にとってはそうであった。証人が伝えたい、証言したいことではなく、弁護士が目的のために必要な言葉を切り取る。真実を見つけるものでもない。否、真実を捻じ曲げてしまう可能性もあるのではないかと恐ろしくなった。
それでも、弁護士からの質問からはみ出す形で、今のテッドの様子がジョアンナに伝わる。マーガレットの言葉でも耳を傾けられなかったのに、子育てしている様子が見えてくる。一生懸命に子育てしているテッド。家を出る前には考えられなかった姿。
そして、親権の行方は?ビリーは誰と暮らすことになるのか。
★ ★ ★ ★ ★
原作未読。
脚本と演出がすごい。
シンプルにそぎ落としている。それでいて、細かい日常をさりげなく丁寧に描いている。
旅立ちを準備するジョアンナ。自分の衣服以外に、ビリーの物であろう汚れた服をも中に入れる。これだけでも、どれだけ、本当はビリーと別れがたく思っているのかを示す。
別れを切り出そうとしているジョアンナの話を一切聞かずに、一方的に自分の話ばかりをしているテッド。しかも、ジョアンナも良かったと思ってくれると思い込んでいる。あまりにも話を聞いてくれないので、実力行使するしかない。こんなやりとりがずっと続いているということも判る。
有名なフレンチトースト、アイスクリーム、ワイングラス…。
「僕が悪かったからママは出て行ったの?」と言うビリーからの問いに答えるテッド。
よくぞ、ここまで自己分析/反省が進んだものだと思う。いつの間に?
元はジョアンナの親友であるマーガレットとの交流。初めは、ジョアンナをたきつけた、鼻持ちならないウーマンリブとして登場するが…。いつの間にか、テッドにとって自分に何かあった時に、ビリーを託す存在にまでなっている。たぶん、細かくは描かれていなかったが、たくさんやり取りがあって、テッドが自分の夫婦生活を振り返るようになったのであろう。そのやり取りは見事に割愛。テッドの変化だけを要点を絞って描いている。
テッドの上司。365日働くことを望む。ビリーを迎えに行かなければいけないテッドに、他の社員の勤務〇周年のパーティにしつこく誘う。部下の家庭よりも、上司自身の出世に繋がる仕事を優先することを強いる。部下の家庭が壊れたって、仕事でのチームワークが良好ならばと。テッドが家庭を顧みなかったのは、単にテッドのせいだけではないことを示す。
USAなら、テッドほどの収入があるのなら、ナニーの力を借りてビリーの世話をすることもあろうに。
原作では、ナニーも出ていたとか。
でも映画では見事に割愛。
子育てと仕事の両立の難しさを描き出す。そしてテッドの変化を描き出す。
原作では、ビリーの親としてふさわしいのかをはかる為の心理判定員とのやり取りもあるそうだ。映画でも、テッドの切れやすさが描かれたが、虐待防止という観点から、性格傾向を押さえておくのは必要であろう。ジョアンナの方は情緒不安定さを見極めることが必要であろう。
だが、映画ではそこは割愛。証言に対する反応を丁寧に描くことに絞っている。一見、法廷劇なのだが、裁判官-証人-弁護士のやり取りの向こう側で表現されるテッドとジョアンナの変化の方が見ごたえある。
役者もすごい。
ホフマンさんて、こんなにイケメンでしたっけ?
ストリープさん。冒頭のうつろな「愛している」(公園で再会した時の表情と全く違う)。このままだったら、母子心中でもしてしまうのではないかという危うさを醸し出す。ワインレストランでは、優しげでありながら、「ビリーが欲しい」という時の間・眼差し。法廷での、逡巡しながらの証言。テッドやマーガレットの話を聞きつつ揺れる様。そして、ラストの決断。
筋だけ追えば、ジョアンナはわがままに映るのだが、そうせざるを得ない女性として、その時々の想いを表現して下さる。元々アサーションが苦手な女性だったのだろう。子育ての悩みを抱える今の女性なら共感できるのではないだろうか。何にでもなれる、なるために頑張れと強要される学生時代。なのに、母となったとたん、母以外の何物にも成れない自分。勿論、母となる喜びはあれど。家族以外の人からも妻・母と呼ばれ、名を呼んでくれるのは、憎い姑だけと言う川柳もあったっけ。男だって、家庭を背負い、家を出れば7人の敵がいると言われるような生活を送っている方も多いと思うが、少なくとも、名前で呼ばれる。昇進等で、自分の仕事が報われるポイントがある。子育て・家事はできて当たり前。誰も評価してくれない。どころか、ミスすれば、それは”不適格”の烙印を押されるだけ。それをうらやましく感じる母。ましてや、この映画のテッドは、苦手な仕事をお金のために嫌々やっているのではなく、自分の思うとおりの仕事をしている。それを見ながらの籠の鳥。そりゃあ苦しくなる。自分が融けて行ってしまいそうになる。けっして、わがままとは言えない。
そして何よりもビリーを演じたジャスティン君。間の取り方とかが絶妙。
音楽も良い。
父子家庭の再生、親権争いという暗い話に、あのかわいらしい音楽。雨だれのようでもあり、その小さな物語に寄り添ってくれている。
★ ★ ★ ★ ★
自己実現。親権・養育権争い。夫婦のあり方。その中での子ども。
子どもの価値。
親権・養育権争いが、相手への報復になっている場合になっていることもある。優位性を示すための争いになっている場合もある。自分の寂しさを埋めるための手段。離婚と言う”失敗”を補償するための手段になっている場合も。
この映画では、押し付け合いではなく、奪い合いで良かった。
奪い合いでさえ、子どもはこれほど傷つくのだから、押し付け合いや、放置された子どもはいかばかりなのか。
離婚こそしなくても、ずっと争いを見せられている子ども、夫婦げんかの八つ当たりをされている子ども、無視されている子どもの気持ちも、考えるだけでイタイ。だから、”離婚は悪”とは言えないけれど。
離婚している・していないにかかわらず、気持ちの離れたパートナーの代わりにされている子どももいる。性虐待はいわんや決してあってはならないこと。でも、性虐待だけでなく、心理的に。離れた夫を越える存在になるように求められる子とか。話を聞いてくれないパートナーの代わりに話を聞くことを求められたり、離れていかないように依存されたり…。
途中、テッドが女性と関係を持つさまが描かれるが、部屋の様子を覚えていなかった私は、ホテルかどこかで、一晩ビリーが放置されたのかと思ってしまった。
では、家だからよいのかと言えば、そうでもなく、現実では、親と恋人の喘ぎ声が聞こえてくると苦しんでいる中学生や高校生もいる。
親も一人の人間ではある。どう生きるかはその人次第ではあるのだろうが。
この映画のように、ビリー(子)のためにどうしたらいいのかを一番に考え、親の独りよがりではなく、子の気持ちに共感し、大切に思って行動してくれる親が増えますように。
一緒にいる、別れて生活する、そのどちらでも、自分の話に耳を傾けてくれて、大切にしてくれる経験があれば、子どもは、その子なりに幸せなのではないだろうか。
『となりのトトロ』の、さつきとメイの母も、入院していて別居状態だが、髪をすいてもらい、話を聞いてもらい、寂しさはありつつも幸せそうだった。
愛の形は一つではないと思う。相手の立場にたって、何ができるかだと。それが相手が許容できて、自分も無理しないことなら、それが、その人たちの愛の形なのではないかと思う。
演技力が高い
タイトルなし(ネタバレ)
2024年ゴリゴリ令和の現代に見るには古過ぎる内容で
見方で意見が結構割れそうである
当時 評価されたのは時代的に分からんでもないが
現代でもこんなに評価点数が高い理由が謎
ウーマンリブって嫌味言ったり子供のいる家に
女連れ込んだりする父親が何故 良いパパ的な見え方?
題名がクレイマーVSクレイマーなら
母親だけが子供を捨てた情緒不安定のプッツン女ってみえる設定やめてや
これ設定が反対で父親が出て行って母親が仕事に出る事になったとしても当たり前に同じ様に懸命に全てこなすで
あと子供を産んだだけで母親の方が父親よりえらいんですか!?的な裁判シーンあったけど、当たり前にそうやで
生死をかけて自分の人体で10ヶ月も育てて股から血だらけで産むねん
アホな質問すんな
クレイマー、クレイマー現象‼️
ラストがより考えさせられる作品!
テッドとジョアンナ・・・この2人とビリーは結局どうなったんだろう?
ラスト、エレベーターに乗るシーンが衝撃的な終わり方でびっくりした。
3人が一緒に暮らすのか、いやそんなことはないだろう・・・
ジョアンナだけ話をしにいって、テッドとビリーが二人でこれまで通り暮らす可能性もありそう・・・じゃあ、なぜ、テッドはエレベーターに乗らなかったのだろうか・・・などなど色々な疑問や憶測を思わせつつ終わる感じが、やはり名作と思える。
ビリーのことを考えていくと、全編を通して、泣けて泣けて、いても立ってもいられなくなってくるぐらい切ない気持ちになる。感情が入っていきながらも、それぞれの役者さんの名演技が光る名作だと思う。
ジョアンナは身勝手で無責任
妻のジョアンナに出ていかれた夫テッドが、慣れない子育てに奮闘する様が面白い映画。テッドのフレンチトーストの作り方が雑なのは、彼が仕事ばかりしていて、普段家事をしていない様子を表していた。彼は副社長への昇進がかかった大仕事を抱えている中で、並行して子育ても行うのはとても大変だ。そんな状況でも彼なりに息子を愛しているのが窺えて、良い父親だと感じた。
裁判のために、年末になって転職活動をしてすぐに転職先を決めてしまうのは、雇用の流動性の高いアメリカならではだと感じられた。転職先の会社は、納会らしきパーティをやっていた。周囲がパーティで浮かれている中、一人面接を受けるテッドの姿は、彼の状況の辛さを表せていた。ここはアメリカの文化の一端が分かる興味深いシーンで面白かった。
この映画を観たのは2度目だが、改めて妻のジョアンナの行動は身勝手で無責任だと感じた。本当の自分を探したい、などと言って勝手に家を出ていった挙げ句、息子への愛情に気づいたと言って親権争いの裁判を起こす。テッドが「ハガキ2、3枚送ったくらいで母親づらするな」と言っていたが、まさにその通りだ。それならばテッドの仕事の状況を考えて、家を出ていくときに息子も連れて行くべきだ。
君一人でいけ。僕はここにいる。
こないだDVDで鑑賞しました💿
ダスティン・ホフマン演じるテッドは、毎日仕事で帰りが遅くなっているようで、家のことはメリル・ストリープ演じる妻のジョアンナに任せきり。
ある日ジョアンナは我慢の限界に達し、幼い息子のビリー(ジャスティン・ヘンリー)を残し出ていきます。
そこからテッドは仕事と家事を両立せざるを得なくなり‥。
最初はマトモにフレンチトーストを作れなかったテッドが、後半で普通に作れるようになっているのがいいですね。
その後半のシーンは、テッドとビリーの心情もあり哀愁ただよう名シーンになっていると思います。
2人が交わす視線、笑顔でありつつもどこか悲しげな表情‥会話は少ないながら、2人の気持ちが伝わってきます。
メリル・ストリープも、どこか不安定なジョアンナを上手く演じていたのではないでしょうか。
裁判で足を組みながら証言するシーン、ラスト前のエレベーターでのシーン、個人的に瞳が注目ポイントでは❓なんて思ったりしてます🙂
上質なヒューマンドラマですね👍
裁判シーンで見つめ直すことができる映画
映画自体は凝ったストーリーではないので、わかりやすかったですが・・・
どっちもどっち。個人的には両者の行動に感心できませんでした。大人の事情は子供に理解できるかなぁ。自分が子だったら心広く捉えられるとは思えませんね。
---気になったシーン---
・フレンチトーストに苦戦するD.ホフマンを観て...
→今では当たり前と思うけど、男も仕事だけでなく家事もやるべき!というメッセージ性を感じた。
・パーティーで賑わう中、席で一人面接の結果を待つD.ホフマン
→ポツンと座ってる姿に哀愁・焦り・怒り等の苦悩が出てて気に入ってるシーンです。
この時代は今と比べれば人生の選択肢は狭かったでしょう。しかし離婚率は少なかったわけで、その理由を各弁護士からの質問で感じ取ることができます。私は裁判シーンが一番引き込まれました。豊かで言い訳を作れてしまう現代と昔、どちらがいいのか難しいですね。
ケンカしたり不満になったとき裁判シーンを観れば「確かにそうだな」と冷静になれます。少々キツイ言い方もありましたが教訓になると思いました。
辛口ですが、ラストは優しく言えば和解して良かった感じですが、キツく言えば、新生活があるのに先々もっと複雑な気持ちで暮らすことになるよ、踏ん切り付けないと相手に迷惑かけないかなぁ。 そんなエンディングにも見えましたね。子供が可愛いからといって自分たちの進路が見えない。
まぁそれが人間ってことで。
全97件中、1~20件目を表示











