来るべき世界のレビュー・感想・評価
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戦争と未来図
H.G.ウェルズ原作を得て、ウィリアム・キャメロン・メンジーズ監督が作り上げたSF映画大作。
原作者H.G.ウェルズ自らの脚本は、世界大戦で壊滅的なイギリスの一都市を舞台とし、前半は戦争色の濃い作風、後半は同じ都市とは思えない未来的作風によって描かれる流れが見事。
観る前は、タイトルとDVDジャケットから「フリッツ・ラングの『メトロポリス』みたいな映画かな?」と思っていたが、本作は「戦争を通じての歴史的観念」を軸にしていることに驚かされる1936年作品である。
また、都市空間の未来図を描いたSF場面が、やはり素晴らしい!
ただ、「夢遊病って伝染するの?」というのは気になった…(笑)
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