劇場公開日 1995年10月10日

クリムゾン・タイドのレビュー・感想・評価

全43件中、1~20件目を表示

3.5面白いけど……

2025年2月14日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

前提として
・トニー・スコット監督の他作品は未視聴。
・ヴァシーリイ・アルヒーポフ氏のことは未調査。

面白いけど、何かが足りない。

核ミサイルを搭載した潜水艦。このミサイルの発射はロシアとの核戦争開始を意味する。
その発射命令が出され、発射へのカウントダウンを迎えていた。しかし、そこに新たな、かつ不完全な命令文が届く。
このまま発射するべきか、その命令を待つべきか、艦長と副長の大ゲンカが始まる……!

といったストーリー。
艦長と副長のバチバチな意地のぶつけ合いや、若い船員たちの活躍、対比に次ぐ対比、アメリカ海軍への風刺、特撮シーンなどなど、見どころが沢山ある。
面会や緊迫感も良いし、好きなセリフもいくつかある。

……のだが、あと一歩何かが足りない。
"テーマ"と言える音楽が無いからなのか、描こうとするキャラクターが多すぎるのか、画になるシーンがあまり無いからなのかは、分からない。
二周三周すると新しい発見が出てくるが、あんまりワクワクはしない。
名作と呼ぶには何かが足りなかったと思う。

ちょっと変わった潜水艦サスペンスを観たい人にはオススメ。そんな作品。

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NandS

3.0もう通信機10台ぐらい積んどけよ!

2025年2月12日
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jin-inu

潜水艦映画と見せかけてアメリカの縮図を描いた作品

2025年2月4日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

とにかく良くできています。トニースコットの早いカットの切り替えは抑え気味ですが、テンポよく話が進み、飽きる場面がありません。アメコミのシルバーサーファーの作者はどっちが良いかなどの細かいギャグの伏線などもあり、楽しんで見れました。

白人VS黒人というわかりやすい対立はありますが、それよりも、いわゆる民主党VS共和党を描いた作品です。
ジーンハックマン扮する鷹派の白人艦長。帽子はトランプ大統領のように赤い帽子で、かつ、ジーンハックマンが権威を振りかざす場面では必ず民主党イメージの赤いライトが当たります。
対するデンゼルワシントン演ずる副長は、共和党のイメージの青いライト。
対立する場面ではグリーン。
決断を迫られるヴィゴモーテンセン演ずるウェップスは、最後、赤と青のライトに挟まれて苦悩します。

ちょっとあからさまですが、こうやって脚本に上手いこと落とし込んで、一つの作品にするのがハリウッドの良いところですね。最後の馬の話なんてウィットで本当に良いです。

日本だと踊る大捜査線みたいに、無関心な上司、無能な女性上司をコミカルに描いて、セリフで苦悩を叫ばせるみたいな演技しちゃうんですが、そういう安っぽさを嫌うハリウッド作品ならではな出来でした。
好きな作品です。

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つまり枝豆

3.5核ミサイル搭載原潜アラバマの艦長VS副艦長

2025年1月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

 オリジナル音声字幕版で放送されたBSの録画を視聴。

 199X年が舞台。
 破壊力が広島原爆の100倍のミサイルを24基搭載する“アラバマ”という名のオハイオ級大型原子力潜水艦にピックアップしている。
 アラバマの艦長フランク・ラムジー海軍大佐(ジーン・ハックマン)と、副艦長ロン・ハンター海軍少佐(デンゼル・ワシントン)の対決の物語。対決と言っても暴力的なアクション要素はほとんどなく、真剣で真面目な会話のやり取りを観る映画。
 今観ても映像も内容も素晴らしいクオリティ。

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どん・Giovanni

4.5多分本当に起こってそうな話

2024年10月23日
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鑑賞方法:VOD

何故か観ていなかったシリーズ。大好物のミリタリーであり密室劇、個人的スコアアップの要素満載だった。そして確認コードのケースをパキッと割ってフォネティックコードを読み上げるの好きw
キャストもジーン・ハックマン、デンゼル・ワシントン、そしてヴィゴ・モーテンセン、皆さん若い!

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Iwarenkon

4.0全編に渡る緊迫感

2024年5月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全編に渡る緊迫感で「あっ」という間のエンドロールでした。
頑固な艦長の老害と気鋭の新リーダーの確執だけではない、其々の正義と信念の衝突が描かれていました。
色褪せない名作はとても良かったです。

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tuna

4.0ジーンハックマン、うまいね。

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

艦長と徐々に、副長を疎ましく思う演技が、秀逸だった。

軍生活が長く、それだけに視野の狭い艦長と、自分たちの任務が人類にもたらす

影響力を考えながら、軍務に就く副長ハンター少佐。

その相違が、非常に見応えがあった。音楽が緊迫感を煽る。

通信が途切れ、その後の状況がわからないのにミサイル発射しようとする艦長は

非常に危険に思えた。観客は皆、副官に肩入れしながら見ていただろう。

大局的視野で俯瞰しながら、自分の仕事を遂行する大切さを感じた

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藤崎敬太

5.0サスペンス、スリラーのお手本

2023年11月12日
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Top Gunのスコット選手、Top Gunを彷彿させる緊迫感あふれる演出で、サスペンス、スリラー最高潮です。
両雄がっぷり四つですが、終盤のハックマン先輩さすがの貫禄演技でした。

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越後屋

5.0潜水艦モノの傑作でありフィルム映画の名作

2023年6月10日
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ストーリーは単純で山場はそんなに無いのになんという緊張感!

閉鎖空間で起こる対立、極限のストレス、まさに手に汗握りながらあっという間の2時間。

若かりしデンゼル・ワシントンもさることながらジーン・ハックマンの圧が凄い。

何度観ても面白いと思う傑作。

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キムラ

3.0名優ふたりの対置・対照も面白かった

2023年6月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
我々は、自由は守るが、実践はしない。

きっと、そういうものなのでしょう。民主主義の世の中での武力(軍隊)の存在意義というものは。

そのように、自身は自由を行わず「上意下達」が至上命題である軍隊(潜水艦)のなかでも、司令官の決断についても、牽制の仕組み(構成員による議論の余地)が用意されているということは、やはり「自由を行わない」という軍隊も、自律的な部分社会としては、民主主義の要素が絶無ではないことを物語るものではないでしょうか。
名優ふたりの葛藤を通して、そんなことを垣間見せる一本だったと思います。評論子は。

題名は、直訳すれば、「深紅の潮流」とのことで、深紅は共産主義を象徴しているのではないかとの解釈もあるようですが、二人の男の「熱い血潮」のような意味に受け取っておきたいと思います。評論子としては。

(追記)
「潜水艦モノにはハズレなし」とは良く言ったもので、本作もご多分に洩れない一本だったと思います。評論子は。
同じく軍人であっても、あくまで冷徹に判断を下すハンター少尉(デンゼル・ワシントン)と、「頭脳ではなくハートで戦う」とでもいうべき熱血漢のラムジー大佐。
その男二人の対立軸も、素晴らしい一本だったと思います。評論子は。

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talkie

4.5閉鎖された空間での緊迫感がたまらない

2022年1月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ゆっくりランナー1号(名前を11/28変更しました)

4.0この緊迫感

2021年11月14日
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音楽も良くて何度が観たけど良くできた密室劇。

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大粒 まろん

3.0程良い匙加減

2021年10月16日
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鑑賞方法:TV地上波

興奮

知的

シリアスとエンターテイメントの程良い匙加減。核の部分は楽屋レベルの口論かも知れないけど、それをエンターテイメントととして昇華してるところがハリウッドの底力。
ハンスジマーの音楽とブラッカイマーとシンプソンの剛腕とトニースコットの手堅い演出、主演の演技が見事に調和してます。
ヴィゴモーテンセンのガッツポーズがハイライトですね!

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A Lonely DINOSAUR

4.0危機管理!

2021年10月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

予想以上に面白かった。
規則の遵守か、状況に応じた判断か、危機管理、リーダーシップのあり方、組織マネジメントの観点からも面白い。
アクション、サスペンス以外の点でも興味深い。今の日本で、このような判断を迫られたらと思うと、怖いものがある。

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hato

3.0攻守が目まぐるし過ぎて、本論が…

2021年9月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

小沢さとるの「サブマリン707」「青の6号」
の潜水艦マンガを見て少年時代を過ごし、
子供の頃に初めて観た洋画が潜水艦物だった
人間としてはたまらない舞台設定の作品だ。

シドニー・ルメットの「未知への飛行」や
キューブリックの「博士の異常な愛情…」
にも通じるテーマで、
潜水艦の中だけという限られた空間での
たたき上げの艦長とエリート副艦長の
核のボタンを巡る確執
の展開の緊迫感そのものは見事で、
本来は名作になって不思議のない題材だ。

しかし、何かしっくりこないのは
そのハイテンションが連続し過ぎて、
話の強弱が小さくなったためかも知れない。

艦長拘束
→艦長と支持派の反撃
→副艦長と支持派の拘束
→副艦長と支持派の反撃
→艦長派の再反撃
と、目まぐるしく立場の逆転が
繰り返されるため、
途中から非常時における核攻撃の判断への
二人の人間としての苦悩という本論が薄く
なってしまったイメージだ。

それも、何かと銃を持ち出す主導権争いも
安易な盛り上げ演出と感じる。

話の材料は良く、
海上での実際の原潜の航行や潜水シーンと
海中での特撮シーンも見事だっただけに、
監督の調理の力が少し足りなかったかな
とのイメージだった。

さて、エンディングで核ミサイルの
発射権限が艦長から大統領に変更になった
とのテロップが流れたが、
これはあくまでも米国の話だろうし、
核ミサイル搭載原潜保有の他国のことや
この映画のように核弾頭を積んだ軍事兵器が
国の拘束から外れたりしたことを考えると
何の安心感にも繋がらない。

ところが現実は更に上を行っており、
人間的苦悩が入る隙間もない
人工知能兵器の時代になっては、
この映画も過去の遺物に成りかけている
のかも知れない。

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KENZO一級建築士事務所

4.5潜航〜EAM(緊急行動命令)

2021年9月4日
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こころ

4.0たたき上げVSエリート!!

2021年3月25日
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怖い

興奮

何だかんだ仲間割れして銃まで向けちゃうんだからその後一緒に仕事したくないでしょうね~、少し感想がズレてるかな(笑) 確認をしてから攻撃しないといけないし・・攻撃命令だった場合確認してたら手遅れになるし・・難しいなあ・・ただ・・テーマ曲は最高だ(笑)!!

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映画は生き甲斐

4.0幕切れが残念

2020年12月18日
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Bluetom2020

4.0映画史上最大の内輪揉め

2020年11月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

ほぼ女性は登場しない、男たちの世界の骨太映画。
シチュエーションは原子力潜水艦、設定は核全面戦争の危機というスケールの大きな映画ですが、ストーリー展開の軸は内輪揉め。
組織内部での意見の相違や確執はよくある話してすが、なんせ核戦争の危機ですから映画史上最大の内輪揉めといってもいいかもしれません。
緊迫感のある展開にデンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンの名演に最初から最後まで目が離せませんでした。
ラストシーンもカッコよかったです。

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光陽

5.025年の時間を感じさせない

2020年10月27日
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多分3回目鑑賞。潜水艦ものに外れなし!

敵はレーダーに映るだけで、本当の敵は艦内にいたという。
この意外性が、面白い。

対戦の英雄である艦長と、頭はいいけど実際の経験はない副長。
お互いの意見は、もっともなんだけど対立する。
うちはもめといえばそれまでだけど。
デンゼルとハックマンの、白熱ぶりはもう迫力満点だし。
ヴィゴやJ・ギャンドルフィーニ。まだまだいた気がする。
忙しいんだ〜。

「打てばいいのか、ダメなのか」。
それだけの話を、色々なエピソードで話を重ねていくのがたまらんねえ。
また音楽が、重くずっしり。

最後のシーンはこちらも敬礼したくなる、かっこよさでした。

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ゆき@おうちの中の人