「家族の元へ」グラディエーター komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の元へ
父から皇位を簒奪した息子。もっと慎重に伝えようよとか、誰か彼を導いてくれる人がいればとか思ったりもするが、そんな事を言っても始まらない。
ストーリーは王道の復讐劇。ラッセル・クロウが役に見事にはまっており、最初の合戦シーンから作品にぐいぐいと引き込まれる。闘技場での戦いの数々も見応えがある。
惜しむらくは、曖昧な立場のヒロインを出してしまった事か。剣闘士となった主人公との再会シーンでは、彼の目的までも曖昧にしてしまった。終盤彼女に時間を使うよりは、皇帝が自ら剣を握るに至る過程をもっと見せて欲しかった。
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