「心臓ばくばく」キングコング2 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
心臓ばくばく
当時の続編モノには無理のある作品が多かった。それでも宣伝はかなりセンセーショナルだった記憶がある。
クレーンで運んだ人工心臓がガタっと落ちそうになるシーンなど、意味もなくハラハラさせられる手法。しかし、その後はそれほど昂揚感があるわけでもなく、なんとなくコミカルに展開していくような・・・また、医師であるリンダ・ハミルトンと冒険家(?)の男が関係を持つのが早すぎるため、彼らに感情移入することもできない。
軍隊とコングとの衝突や、谷間でハンターたちが爆破させる視覚効果もチープなもの。序盤の特撮技術がかすんでしまうくらいなのです。
ストーリーにしたって、せっかく感動した前作を冒涜しているし、安易にレディー・コングを登場させることも馬鹿げている。はい、二匹とも死にました・・・けど、赤ん坊が生まれましたのでハッピーエンドです!と言われてもねぇ~。それに、音楽も『未知との遭遇』にどことなく似ているところがどうもひっかかる。
ちょっとだけ良かったのは暗に軍隊批判をしているところかな。
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