吸血鬼ドラキュラのレビュー・感想・評価
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【荘厳な音楽、全編に漂う狂気。今作はドラキュラ伯爵に纏わる、余りにも有名なシーン満載のゴシック・ホラーの逸品なのである。】
■人の生血を吸って何世紀も生き続けるドラキュラ伯爵の正体を探っていたジョナサンが司書としてドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)の館を訪れる。
そこには、ドラキュラに噛まれた女が”私を助けて・・。”と現れたりするが、ジョナサンはドラキュラ伯爵に血を吸われ死体で発見された。
ジョナサンの親友・ヘルシング教授(ピーター・カッシング)は、彼の日記から伯爵の正体を確信し、ジョナサンの婚約者・ルシーを訪ねる。
しかし、彼女の首筋には既に何者かに噛まれた跡があった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・現在、ドラキュラと言えば・・、と言うシーンテンコ盛り作品である。ジョナサンがドラキュラに噛まれた女が棺の中で眠っている時に胸に突き立てる尖った杭。
そして、女は老婆と化す。
・ドラキュラに噛まれたモノに十字架を付けると、そこには焼け焦げた跡が残る。
<ドラキュラ伯爵とヘルシング教授の一騎打ちのシーンは見応えがある。ドラキュラが正にヘルシング教授の喉に噛みつこうとした瞬間、ヘルシング教授は体当たりで部屋の窓をぶち破り日光を部屋の中に入れ、更に十字架でドラキュラ伯爵を討ち取るのである。
日に当たり、灰になって行く様も印象的な逸品である。>
使用人のおばさんが無能だったり、吸血鬼の対応に後手後手すぎだったり...
使用人のおばさんが無能だったり、吸血鬼の対応に後手後手すぎだったり、ストーリーの整合性に歪さはあるけど、背景美術が美しいし、ザ・ドラキュラ!みたいな王道さが楽しい。
鼻垂れ小僧の頃、白黒テレビで見た。その後、小学校5年か6年の頃『怪...
鼻垂れ小僧の頃、白黒テレビで見た。その後、小学校5年か6年の頃『怪物くん』がアニメで放映され、僕のあだ名が『ドラキュラ』から『ドラさん』になった。でも、なんで僕がドラキュラなのかは分らない。背の高い友達とすきっ歯の友達がいて、彼等がフランケンシュタインと狼男に似ていた。それで、僕が(確か僕が)彼等に『フランケン』『狼男』とあだ名を付けたら、その代わり、そのすきっ歯の友達に『ドラキュラ』とあだ名が付けられたと記憶している。事の真相が掴みたいところだが、その友は成人後、結婚して、ニューヨークへ行ったきり音沙汰がない。まだ、ご存命だろうな。家族も全員知っていたが、彼の家は無くなって、跡地は葬儀場の様だ。クワバラクワバラ。嘘じゃないよ。
クリストファー・“ドラキュラ”・リー
イギリスのハマー・プロ製作で、数あるドラキュラ映画の中でも最高傑作と称えられる一本。
1958年の作品。
ブラム・ストーカー原作で、ストーリーはお馴染み。
にしても、同じ原作を基にして、ベラ・ルゴシ主演版や本作やフランシス・フォード・コッポラ監督版は素晴らしかったのに、どうしてダリオ・アルジェント版は駄作に…?
それもこれもセンスや演出、キャストの魅力だろう。
(アルジェントもホラーの名匠だが、あれだけは…)
本作はとにかくこの、クラシカルな作風が堪らない。
ベラ・ルゴシ版は怪奇色が強く、コッポラ版はゴシック・ホラー・ロマンだったのに対し、本作はサスペンス/ミステリータッチ。
それとクラシカルな作風がイギリス製作にマッチしている。
不穏なムードを漂わせながら、ラストは一気にスリルを加速。
ドラキュラ映画初のカラー作品でもあり、口の周りの鮮血はインパクト充分。
そして、その中で異様な存在感を放つは、クリストファー・“ドラキュラ”・リー。
ドラキュラ俳優はまず英国紳士でなければいけない。リーなら申し分ナシ。
そう見せ掛けておいて、正体を現し、牙を剥いた時の恐ろしい形相への変貌ぶり!
ジェントルマンで怪優のリーにピタリとハマった。
実はリーは助演なのだが、圧倒的!
実質主役は、ヴァン・ヘルシング教授(本作ではドクター)のピーター・カッシング。
こちらも巧演。
カッシングもリーも英国紳士であり、後の『スター・ウォーズ』キャスト。
二人の共演/演技合戦だけでも見る価値あり。
きっとルーカスは、ワクワクハラハラしながら見てたんだろうなぁ…。
リーの代表代名詞作、カッシングとリーの共演、ドラキュラ映画/ホラー映画の名作と言われながら、恥ずかしながらこれが初見。
長らく見たいと思ってて、やっと見る事が出来た。
満足!
私の中でドラキュラ伯爵はクリストファー・リーをおいて他にはいない。...
私の中でドラキュラ伯爵はクリストファー・リーをおいて他にはいない。子供心には十分にスリリングだった。ピーター・カッシングが主演、2人ともスターウオーズの出演者でビックリ。
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