吸血鬼(1932)
劇場公開日:2023年12月23日
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解説
ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーら多くの巨匠に影響を与えたデンマークの映画作家カール・テオドア・ドライヤーが名作サイレント映画「裁かるゝジャンヌ」に続いて手がけた作品で、彼にとって初のサウンド映画となった吸血鬼ホラー。アイルランドのゴシック作家シェリダン・ル・ファヌーの小説を基に、吸血鬼の棲家に足を踏み入れた青年の恐怖を描く。
悪魔や吸血鬼の研究に没頭する青年アラン・グレイ。パリ郊外の村を訪れた彼は、奇妙な老人に託された小包に導かれて古城にたどり着き、そこで老人が殺されるのを目撃する。
削ぎ落とされたセリフと数々の撮影トリック、緻密に重ねられた音響により、緊張感たっぷりに描き出す。「カール・テオドア・ドライヤー セレクション vol.2」(2023年12月23日~、シアター・イメージフォーラムほか)上映作品。
1932年製作/74分/フランス・ドイツ合作
原題または英題:Vampyr
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2023年12月23日
その他の公開日:1932年11月10日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カール・テオドア・ドライヤー
- 原作
- シェリダン・ル・ファヌー
- 脚本
- カール・テオドア・ドライヤー
- クリステン・ユル
- 撮影
- ルドルフ・マテ
- 美術
- ヘルマン・ワルム
- 音楽
- ウォルフガング・ツェラー