危険な遊び（1993）のレビュー・感想・評価

当時12～13歳のマコーレー・カルキンとイライジャ・ウッドの怪演合戦を堪能できるサスペンス作品。ラストシーンの選択には涙が出てしまった。にしてもイライジャが可愛すぎてマコーレーがブスに見えてしまう、、原題はThe Good Son

　父親のジャックはデヴィッド・モースだ。心を閉ざした彼を2週間の予定でウォーレスの家庭に預け、その間、セラピーも頼んだ。

　ヘンリーには妹コーニー（クイン・カルキン）がいて、死んだ弟はロリー・カルキン・・・とカルキン兄弟で固めている。しかし、『ホーム・アローン』のように可愛いイメージなどない。まさしく悪魔の申し子のような。犬殺しでは飽き足らず、“ハイウェイマン”と名付けた人形を高速道路の上から落とす。1台のワゴン車が横転し、次々と車が衝突し、10台を巻き込む大事故となった。幸い死者も重傷者も出なかったが、マークは彼の悪魔性に怯えるばかりとなった・・・そして、今度のターゲットはヘンリーの妹コーニーだ。二人で湖にスケートに行き、薄氷の危険地帯へコーニーを置き去りにしてしまう。氷が割れ溺れたコーニーだったが、大人たちが駆けつけて間一髪助かった。マークはヘンリーの残虐性を叔母のスーザン（クルーソン）に相談するも掛け合ってくれない。それは叔父にも同じこと。彼は両親の前ではとてもいい子だったからだ。

　マークはヘンリーに「ママがスーザンに乗り移ってるんだ」など
と言ったもんだから、今度のターゲットはスーザンだ。クライマックスではサスペンスドラマに出てくるような断崖絶壁の上。弟リチャードを溺死させたのはヘンリーじゃないかと疑うようになったスーザンは問い詰めるものの、ヘンリーの逆襲に遭ってしまう。彼がママを突き落としたのだ！おぞましい・・・

　しかし、ここでも間一髪。今度は崖の上でマークとヘンリーがもみ合っていた。そして絶海の底へ落ちる寸前、スーザンが2人の腕をつかむ。しかし、力尽き、ヘンリーが奈落の底へと落ちてゆく・・・

　いい子、悪い子という両極端な性格を二人の子役がぶつけあう。残酷な一面を見せてくれるマコーレー君だが、計算高くもあり、悪いのはイライジャの方だと巧みに誘導する手腕も見事。弟を殺したことが発端だとすれば、ママの愛情を独占したかったのだと思うのだが、なぜかママまでも殺そうとするんだな？もしや父親の愛情を？うーむ・・・

世界中の子供達が日常的に味わっている地獄を偽善誇張嘘偽り無く堂々と映像化した作品。
本当に平和を愛しているという人に観て欲しい作品です。
世界中の親達に問いたい。
サイコパスについてどう思っているのですか？
貴方の産んだお子さんがもしもサイコパスならどうしますか？
そこのアナタ！
今これを読んでるアナタに訊いています。
サイコパスというのは幼い頃から生き物を殺します。
別に虐待とか親が狂ってるという訳でも無いんです。
そいつの他の兄妹はマトモなのにソイツだけ突然変異みたいに冷酷なんですよ。
これはホラー映画では無いんです。
全て現実なんですよ。フェイクドキュメンタリーなんです。
日本人は雰囲気に流される人がとにかく多い。
トラブルにしても和を乱した人が殺されます。
サイコパスには非常に心地良い社会です。
寛容と無知はいつの時代も悲劇を招きます。

幼稚園の時に母親にこの映画見せられて
悪さしたら崖から落とすよって言われたの覚えてます
今考えると、自分の母親はなかなかひどいなぁと思います笑笑
僕のトラウマになってる映画

とにかく、マコーレカルキンがコワいです。
子供がサイコパスとかコワすぎます。

昔見て衝撃を受けた。結末について考えさせられる。
私が母だったら違ったかも。

幼少期に観た晩に生まれて初めて（金縛り）にあったキッカケの映画。(^^)

こういう子（先生や大人達を出し抜いて平気で、残虐な事をする子供）が中学の時にいたな。

「まだ、子供だから。」って、侮ってる間にも、次々と自分の歪んだ要求を満たす為に、次の標的を探しては抹殺、立ち上がれなくなる迄、学校に来れなくなる迄、ずっと嫌がらせを繰り返すイヤな奴。

実際に（劇中で）自分の弟・近所の犬迄も殺しちゃってるし…怖い。

ラストは想定内だったけど、イライジャが残って、カルキンが墜ちていくのは、その後の２人の人生まで予期してたのか…？（んなわけない！）

悪魔を産んだのか、
悪魔に取り憑かれてしまったのか。。
ヘンリーの様なこどもは、いつの時代にも存在するんだろう。
崖でのスーザンの選択は間違っていないと思った。
ヘンリーが助かっていたら…(°_°)

しかしまあ、マコーレー・カルキンの演技はさすが。