劇場公開日 1977年12月17日

「大味な話だが派手で面白い」ガントレット Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5大味な話だが派手で面白い

2013年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

興奮

総合70点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )

 ヘリからいきなり狙撃されるのにそれでもニュースにもならないし警察も来ないし、バスから降りた途端に射撃は止まるし、大勢の警官の前で銃を持って人質をとったり撃ったりしても他の警官から射撃されないしで、物語はずいぶんと大味でいいかげん。でも娯楽としては面白い。最初は家、次に警察車両、最後はバスと、破壊されるまでにいったい何発の弾丸が作品中で撃ち込まれたのか。アメリカの銃の番組ではドラム缶や古い車にとにかく銃弾を撃ち込んだりするものが放送されるが、作品の中でも雨あられとばかりにとにかく撃ち続ける。
 それにしても今回のイーストウッドは酒飲んだり、自分から敵を呼んでおいてそれに気が付かずにまた同じ相手に電話をしようとするほど頭悪いし、わざわざ自分から宣言して正面から乗り込もうとするし、まるで駄目刑事。強引さと頑固さばかりが目につきそれだけがハリー・キャラハンと重なるが、それもまた一興。

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Cape God