「蜂の巣映画」ガントレット odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
蜂の巣映画
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クライマックスのバスシーンは当時話題だった、午後ロードで再鑑賞。
同じデカでもアル中で脳みそは彼女に劣る、ハリーとは雲泥の差なのだが中身はクリントだから相変わらずクールでタフ。ちょっとイメージを変えたかったのだろう。今の実話中心の生真面目な作風からすれば対極にあるような荒唐無稽な銃弾無駄遣い映画なのだが徹底してお馬鹿をやるのでエンタメとして成立してしまうから流石だ。
ガントレットとは中世の鎧の手袋?ではなく2列に並んだ処刑人の間を走らせられる残酷な儀式らしい、まさにクライマックスのバスがそうなのだろう。家から車から大型バスに至るまで容赦なく蜂の巣状態、意味を考えると脳みそが痛みそうだ、打ち上げ花火として観るしかあるまい。
悪も問答無用、只管卑劣でやりたい放題、腐敗権力潰しやアンチ警察一徹かと思えばヒッピー側にも敵を作る立ち位置の絶妙さ、そう善良な市民はどっちも目障りなのをよく分かって作っている、人気の秘密なのだろう。
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