「初めてのサイレント映画」カリガリ博士 内山。さんの映画レビュー(感想・評価)
初めてのサイレント映画
友人の評判を聞いて、観てみることに。
僕の中で「サイレント映画って音声がないし、しかも白黒。それって観てて面白いの?」っていう疑問があって、今まで避けて通ってきたんですけど、これが面白かった。
そもそもサイレント映画ではどうやって物語を語るのかっていうと、ビジュアルとアクションなんですよね。視覚からの情報だけで映画に引き込まれるって冷静に考えてすごいことじゃないですか。で、それがサイレント映画の魅力だと僕は思うのです。
この映画は基本的にワンシーン・ワンカットで、シーンの切り替えであまり変化がないので、画面の細部まで拘わっています。歪んだ背景とか、デフォルメされたオブジェとか、あと登場人物の全員イッちゃってる感。良いですね。
CGが普及してこういう映画があまり生まれないからこそ、観る価値はあると思います。なんだか、サイレント映画の魅力にハマってしまいそうです。
勧めてくれた友人に感謝して、チェザーレのように眠りにつこうと思います。
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