カラミティ・ジェーンのレビュー・感想・評価
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元祖少女漫画
口パクじゃないと思うが。
1953年の映画だから、男と女の関係は頭から排除しよう。
でも、初見当時(いつだか、覚えていない)は、ドリス・デイが格好良くて綺麗だと思った。日本の江利チエミさんが似ているって思い込んで、ずっと江利チエミさんが『ケ・セラ・セラ』を歌っていると思っていた。色々調べても、江利チエミさんは『ケ・セラ・セラ』を歌っていないようだ。『ケ・セラ・セラ』はペギー葉山さんだね。
この映画は、元祖少女漫画だ。
『少女フレンド』『りぼん』『マーガレット』読みたくて読みたくて。でも、男が少女漫画を読むのはタブーだった。つまり『G』囃し立てられる。僕は『G』では決してないが、当時の少年漫画の品の悪さが我慢できないでいた。それに比べて、『少女フレンド』に登場する少女は可愛くても、メガネをかけてその美しさを隠す。主人公の少女の心の中には余裕があると僕は思った。ある意味に於いて誤解なのだろうが。
反面、男の漫画はケンカばかりして、心が小さいのに大きく見せる、つまり、虚勢を張る。それが僕は嫌だった。
『少女フレンド』はイトコのお姉さんの愛読書だったので、その家には通い詰めていた。やがて、そのいとこに恋心を持つのである。
この映画は女性の隠れた美しさを僕に芽生えされてくれた映画だったかも知れない。
見事な馬の乗りこなしのドリスデイ
ドリスデイ扮する女らしさを知らずに育ったガンマンカラミティジェーンは街の人気者。酒場でカラミティの話に盛り上がる。ドリスデイの見事な馬の乗りこなしには目を見張ったね。しかし、アデレードアダムスとして偽物を連れて皆に披露してしまった。ドリスデイは初めて観たけど、一部ミュージカル仕立てでほのぼのとして楽しませてもらったよ。
音楽がいい
男たちのセクシーアイドル・アデレード。カラムは咄嗟に彼女がやってくると嘘をついた。どんな苦境に立たされても楽しそうにハスキーボイスの唄を聞かせてくれるドリス・デイ。しかし、スー族を100人殺したとかおっかないことを言っている。なんとかシカゴに到着するが、勘違いしてアデレードの付き人の女性ケイティをイリノイまで連れて帰る。
アデレードではないとすぐにバレるものの、みんな可能性を求めてやってきた西部だけあって、そのまま町に溶け込んでゆく。カラムとケイティ(マクレーリー)は同居生活を始めるが、憧れの少尉はケイティにお熱。幼なじみで切っても切れない親友のビルを徐々に異性として感じ始め・・・
楽しくて、爽やかな恋の物語なのに、インディアン虐殺を強調したような内容では楽しさ半減だ。ハスキーボイスのドリス・デイが可愛いけど、『ターミネーター3』の女ロボットに表情が似ていた。
ミュージカル好きなら絶対観ておくべき
大歌手ドリス・デイ主演の西部劇ミュージカル
何て言っても流石ドリス・デイ
歌が上手い
その上ダンスも演技もなかなかのもの
ケイティ役の女優も綺麗で歌も良い
フランシスの芸達者ぶりも光った
MGMのミュージカルみたいな豪華さはないが、心から楽しいひとときを味わえる作品だ
楽曲も良く気がつけば鼻歌を歌ってしまうほど耳にこびりつくウキウキとなる
ミュージカル好きなら絶対観ておくべきだ
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