劇場公開日 1976年4月3日

カッコーの巣の上でのレビュー・感想・評価

全85件中、21~40件目を表示

4.0怖いロボトミー手術

2023年10月14日
iPhoneアプリから投稿

原題の通りだと、結局逃げだせたのはあの巨漢のネイティブ・アメリカンでしたね。ストーリー展開も出演者の演技も素晴らしく、アカデミー賞に価する価値ありですね。
ただ、私が気に入っているのは、仮病で入った精神病院にも、実は私も仮病だったというあのネイティブ・アメリカンがいたことです。この手の展開って結構好きです。「ベルリン天使の詩」の別の天使、実は私も天使なんです。「ハイランダー」のあのおばさん、実は私も不死身なんですとかね。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ジョニーデブ

5.0衝撃のラスト

2023年10月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

病院を管理社会と見立てて、
そこからの脱却を描いた映画。

ラスト、マクマーフィの変わり
果てた姿を見てチーフが動き出す。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ほんのり

4.5隔離された病棟!! 精神を病んだ人間の尊厳とは?

2023年7月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ジャック・ニコルソン演じるマクマーフィーは
刑務所の労働から逃れるために、精神病を
装っていました。
古い時代、1963年の精神病院に来たけれど
其処には生き甲斐を無くした患者たちがいました。
社会から隔離された、看護師たちからも自由を奪われた患者に生きる希望や自由を
与えようとして必死になるマクマーフィーの
人間らしい心を見ることができました。

刑務所みたいに厚い塀に囲まれた精神病院!

病院を脱出して患者たちをバスに乗せて走る場面は患者であっても人間として自由に
生きたい!
港から船を出す場面は、人生を謳歌したい
気持ちが伝わるシーンでした。

ラチェッド婦長を演じたルイーズ・フレッチ
ャーが光る演技でした。
患者に嫌われる役柄を体当たりに演じていました。
閉ざされた病棟にまだまだ患者に対しての
差別や偏見があった時代の古さ、理不尽さを
感じました。
病院で亡くなる患者の男性の1人。

その後の孤立したマクマーフィーの姿は
生きている屍のように見えました。

マクマーフィーと患者たちの友情、人間として
の生き方、死にいく様、尊厳を考える
ストーリーでした。

補足、昨年の9月に亡くなった女優の
ルイーズ・フレッチャーに追悼したいと思います。彼女自身、難聴でありながらアカデミー賞のスピーチは素晴らしいものでした。

コメントする 3件)
共感した! 20件)
美紅

3.5夜中に見たら

2023年7月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

引きずってしまった。これは本当に病棟内だけの話なのか。

ダニーデヴィート若い

コメントする (0件)
共感した! 3件)
filmpelonpa

4.5【精神病を詐称した男が経験した、1960年代の精神病院の現実。人間の尊厳と社会の不合理を描いた作品。前半の明るいトーンからのラストシーンの恐ろしさに戦慄する作品でもある。】

2023年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 13件)
NOBU

3.0最初は怖い婦長に一泡吹かせようぜ!的なコメディを想像してたけど 人...

2023年6月10日
Androidアプリから投稿

最初は怖い婦長に一泡吹かせようぜ!的なコメディを想像してたけど
人の尊厳、心の自由について考えさせられる良い映画だと思う。

っていうか後半のお別れパーティーからの急展開がめっちゃしんどい。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
カミムラ

5.0怖い婦長

2023年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

主人公(ジャック・ニコルソン)は乱暴者で、精神鑑定を受けることに。
病院では厳格な婦長(ルイーズ・フレッチャー)に管理された患者を目の当たりにする。
ちょっと規格外の主人公は、あの手この手で患者たちを楽しませようとするが、婦長の逆鱗に触れてしまい・・・。
社会は、色んな人が共存できる場でないと窮屈だ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
いやよセブン

5.0素晴らしいとしか言いようがない演技

2023年2月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

刑務所から逃げる為に、精神異常を装って施設へと来た主人公。
しかしそこで見たのは不条理に患者達を抑制する実態だった。

嫌気がさして脱走を考えるが、不思議と共同生活をするうち「仲間」との関係が気になってくる。
そして周りも彼をきっかけに変化していく…

ジャック・ニコルソンとルイーズ・フレッチャーが凄いのはもちろんですが、他の登場人物 皆の演技がとにかく素晴らしい。
そしてストーリーも非常に考えさせられる作品。

衝撃的なラストシーン、飲み物を持つ手が止まり完全に画面に見入ってしまいました。

まさにこういう映画が自分の知らない世界を見せてくれて、日常において人との付き合い方を見直すきっかけになる。

映画史に残る不朽の名作!!
いやぁ、余韻が凄い……

コメントする (0件)
共感した! 4件)
びぃあぃじぃ

5.0映画が終わった後の拍手

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

映画が終わった後、拍手をしたくなる時は時々ある。しかし、この作品を見た時には、映画館で自然に拍手が沸き起こった。
思い出してみても、映画の最後にあんな反応があったのはこの作品だけかもしれない。
もう一度、見直してみたいと思いつつ、そのままになってしまっている。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
M

5.0生きる力を何度も権力に奪われる姿が心に響く

2022年1月27日
iPhoneアプリから投稿

20代で初めて見て、60代の今でも毎回何かを感じる名作です。
クズな主人公マクマーフィの生命エネルギーがこの映画の全ての根源だが、その力を強制的に何度も権力に奪われる姿がどの年代でも心に響くのだろう。
ラストの救いに泣けるのはそのエネルギーが受け継がれた姿を感じたから。
権力に道理があるのも描いてるのも凄い。

監督と主役役者だけでなく、何もかもがこの時代に噛み合って完成した映画の歴史に残る名作

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Yoji

0.5ここまで政治にへつらう映画があったか

2021年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画は精神病院が舞台で、「精神病」の患者たちが登場人物ですが、製作者側は一言注意書きを入れておくべきでした。「精神病」などはこの世界に存在しないのだ…と。それがこの映画の世界観です。

精神病を否定すれば、精神病院の患者たちへの治療は監禁や拷問にすぎません。
だから道化役マクマーフィはこうした不当な処遇を告発するような言動をつねにしている。それは身近な生活上の管理体制を素材にして、映画製作当時の東側における監視社会の不当さを訴えかけているようにも見えます。

しかし、精神病の存在を否定できなければ、精神病院の患者たちへの治療は病気から自由になるために不可欠です。マクマーフィがしていることは単なる治療妨害であり、患者を自由から遠ざけるだけの話です。むろん、これが現実なのです。

このような歪んだ世界観を、製作者側に無理やりでっち上げさせたのは、いうまでもなく「東西冷戦」でしょう。そんな世界政治の構図の中で、西側陣営の象徴たるアカデミーに、半沢直樹じゃあるまいに土下座して映画を作って、「よくできたでしょ、褒めてよ」と言っているのが本作です。

…小生はいただけませんね。

追記)
その後、ネットの情報から本作の下敷きにミシェル・フーコーの狂気論があることを知りました。
その狂気論とは、「狂気とは理性と対の知の形だが、近代的理性が権力を握るのに従い、医学的管理の下に社会から見えない場所に追いやられてしまった。しかし、時代の制約から逃げるには狂気の全面的開放が必要であり、それを実行したのがゴッホやニーチェであった」というものです。

なるほど、理性と狂気の対立という構図ならわかるかも…と思って再見しましたが、狂気の全面的開放が港のクルージングや深夜パーティで、時代を変える予兆がチーフの脱走にあるとは、小生には思えませんでした。比喩として何も意味を受け取れない。
「狂気の歴史」を読破しなければわからないのでしょうか。ならば、それは一般の娯楽映画とは言わないでしょう。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
徒然草枕

2.0無題

2021年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
くそさいと

5.0衝撃。

2021年10月26日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
P.N.映画大好きっ子さん

3.0最後が衝撃的

2021年9月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
あっちゃんのパパ

5.0久しぶりに

2021年8月1日
スマートフォンから投稿

何度も観ましたが
久しぶりに観たくなって…
こういう映画…無くなってしまったな。
近年の映画は「アメリカ映画のセオリー」に則ったものばかり。
主人公は、共感重視。
無駄なく、味気ない。
エンタメとしてはそれが良いのかとも思うんですが
こういう雑多なエピソードが重なって行く映画も良いと思うんだけど。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
キョン

3.0何処かのんびり。

2020年12月20日
iPhoneアプリから投稿

再見。
辛口だが何処かのんびりしたお話しだ。
だがやはりどうもこのラストには納得がいかない。
彼が死ななかった場合のシャイニングの後日談と見るか。無理か。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
きねまっきい

4.0病院が病いを癒すのではなくむしろ病人を作り出していくところに恐怖を...

2020年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

病院が病いを癒すのではなくむしろ病人を作り出していくところに恐怖を覚えた。難しい題材だがユーモラスに感じる場面が多く救われた。結末はつらかったがチーフの存在が一筋の光となった。やるせないものの静かな感動が波打つ、心に刻まれる作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
tsumumiki

3.5すごい映画

2020年5月24日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ki wa

3.0スカッとしたりモヤっとしたり

2020年5月24日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
どんじい

5.0大好き

2019年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

大好きな映画です。東京来て、これを名画座で見てから、真面目な映画(社会派映画)も観られるようになった。自分にとってのひとつの成功体験です。
DVDも買った数少ない映画。(愛する「スターウォーズ」すら持っていないのに)いつかちゃんとレビューします。

2019/11/21追記
masami さんに、「監督はチェコスロバキア(当時)出身だからか自由への渇望が感じられる」と教えてもらい、心底そうだなと思ったので、忘れないようにここに書いておきます。

コメントする 10件)
共感した! 17件)
CB
PR U-NEXTで本編を観る