片目のジャックのレビュー・感想・評価
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裏切り者への復習なはずなのに、笑顔で許して、その娘を好きになった上...
裏切り者への復習なはずなのに、笑顔で許して、その娘を好きになった上に、あろうことか。それは絶対にないと思うが。彼は反骨の俳優と思っていたが、やはり、商業主義映画の1俳優に過ぎない。監督としての才能はないと感じた。イヤイヤ、そうでもないのかなぁ。
まさか、復習する相手をアメリカ社会として、描いているのか?まさかね。
さてさて、何故『片目のジャック』なのか?
自分勝手な男目線の話だと思うが。そう!
だから、片目のジャックなんだね。
ガキの頃見たが、その時は意味が分からなかった。やっと意味がわかった。それで、良ければ、3つ位。
男の駄目な部分をさらけ出した、自分勝手な女ったらしの話ならば。この映画は傑作なのかもしれない。
人種差別感が無いマーロンブランド主演・監督の西部劇
マーロン・ブランドの唯一の監督作品とのこと。
特に傑出した点は見当たらない西部劇だが、ストーリー展開も面白く、まあ楽しんで見れた。マーロン・ブランドが大事な腕を痛めて、リハビリを数ヶ月行い射撃練習に励むところは興味深い。また復讐を諦めてヒロインを迎えに行ったのに捕まってしまう展開や、牢獄からのはったりをかました脱出劇も面白い。
メキシコ人への人種差別が強く見える昔の相棒とは対照的に、メキシコ娘と恋に落ちる展開、マーロンブランドの有色人種好き、人種無差別感覚は時代を先回りしていたか。まあマーロンブランドは魅力的だが、カッコ良さを見せようとしている姿が何となく見えてしまうのは、今一つな気がした。自分が監督しているマイナス面が少々出てるかも。
悲劇
復讐する相手の娘を好きになってしまう、メロドラマ要素がある西部劇・・・
自分の居場所だと思っていた仲間たちも終盤に全滅、ラストもヒロインと結ばれず悲しい映画だなと思った。
・・・西部劇って結構ハッピーエンドのモノが多いから異色だなと感じた。
また中盤、荒野のメキシコから西海岸のカリフォルニアに舞台が移ると海原が出てくるのが西部劇にしては異色
母性本能をめちゃくちゃにするマーロン・ブランド。
母性本能をめちゃくちゃにする彼の仕草を観ているだけで満足な作品です。
なぜ彼は、エデンの東のキャルを引き受けなかったんだろう。
マーロンブランドの瞳は深い。ティーエイジの哀しみを漂わせて僕を見るなよ
地獄の黙示録の無様に太り切ったマーロンブランドしか記憶に残っていなかった。
しかし、まあ、こんなにしなやかに身をこなす俳優だったとは思わなかった。
あの頃はよかった・・・そんなこたぁ言いたくはないけれど、裕次郎が石原裕次郎でなくなったように人は歳をとると人柄が心身に溢れ出すのだろう。
最後の最後まで、マーロンブランドは片目にならないし、どうするのかとやきもきした。
そして。ラスト近くでその意味が分かった。
哀愁に充ちたマーロンブランドはフォルスターを身に着けずに早打ちを見せてくれるし、西部劇にしてはスタイリッシュすぎるストーリー展開だった。
リアルタイムでこの映画を観なかったことを悔やんでしまった。
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