劇場公開日 1998年5月2日

「「欠点ばかり探すのに必死で気付かなかったろう。可能なんだ」「戻ることなど考えず必死に泳いだ」台詞一つ一つに痺れる。」ガタカ Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「欠点ばかり探すのに必死で気付かなかったろう。可能なんだ」「戻ることなど考えず必死に泳いだ」台詞一つ一つに痺れる。

2018年9月2日
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名言ばかりの傑作。時代を感じさせないクラシックSF。
遺伝子によるカーストが成立し、科学的に差別が行われるある意味でディストピアな未来。そんな社会で差別される側に生まれた主人公が、協力者を得て努力を行うこで夢を叶える物語。そう長くはないお話だが、そのメッセージ性や台詞一つ一つに込められた重さのようなものを感じられる。
現代社会でも偏見や差別は横行している。だけどそれに負けるか抗うかは本人次第である。主人公はたまたまの偶然に協力者を得たが、その偶然をチャンスとして活かす努力が行えるか否かもまた、本人次第なのだ。

Ko Fu