劇場公開日 1952年9月4日

「素晴らしい! 不朽の名作の絶対王者!!」風と共に去りぬ Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0素晴らしい! 不朽の名作の絶対王者!!

2025年6月26日
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鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭15にて鑑賞

言うまでもなく世界が認める名画中の名画、本作をあらためて劇場で観られる事に心から感謝、言葉にならないほどの感動に包まれ本当に幸せな時間を過ごせました

本作は3時間51分という見ごたえ満点の格調高い歴史劇、長尺も長尺ですが半分ぐらいの所でインターミッション(休憩)があり、そういう所も含めて昔の超大作鑑賞を体験できるのが感動的です

今から80年以上前、まだ世界の映画がほとんどモノクロだった時代にこのフルカラー作品というという事だけでも驚異的
さらにこの時代のカメラやフィルムは質が悪く夜のシーンなどは全然うまく撮れないというので全てセット撮影というのも驚き、その結果 本作を代表する名シーンとなった戦火の炎に包まれたアトランタから主人公たちが馬車で脱出するくだりが誕生することになりました

主人公スカーレット・オハラを演じるビビアン・リーさんが本当に綺麗、劇中数々のドレスを着ますがいづれもすごく似合っていて本当に美しくて眼福の極みでした
スカーレットは気が強く常に男性たちに囲まれチヤホヤされているので相当に自信過剰でプライドも高い女性、そんな苦労知らずのお嬢様が南北戦争を背景に人生のドン底を味わうも這いつくばって、時に卑劣な手段も使って強く逞しく生き抜いていく様を描く一大叙事詩、そんな主人公の怒涛の人生をビビアンさんが見事に演じており本当に素晴らしかったです

そして幾度もスカーレットの人生の危機を救うレット・バトラーを演じるクラーク・ゲイブルさんの色気ムンムンな美しい佇まいにも圧倒されました、正にスターの中のスターというオーラは只者ではなく、今の時代では到底出すことのできない空気感が素晴らしかったです

と、主人公2人以外も含めたキャラクターアクトと骨太なストーリー展開を彩るのは前述の戦火を駆ける馬車や大スケールの自然、美しい屋敷や当時を偲ばせる町並み、そして無数の戦傷病者で埋め尽くされたおぞましい風景等々、作品全体通して描かれる重厚でダイナミックな格調高い映像の数々、心から惚れ惚れする圧倒的な映像美をこれでもかってほど堪能できる4時間弱、何度観ても見飽きない、正に名画の中の名画を劇場で観られた素晴らしい体験に感謝です

Jett
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