風と共に去りぬ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

マーガレット・ミッチェルの同名ベストセラーをビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化し、1940年・第12回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、炎のように激しく美しい女性スカーレット・オハラの激動の半生を壮大なスケールで描く。南北戦争直前のジョージア州。大地主を父に持つ勝ち気な娘スカーレット・オハラは、思いを寄せる幼なじみアシュリーが彼のいとこと婚約したことにいら立ちを募らせていた。そんな彼女の前に、素行の悪さを噂される男レット・バトラーが現れる。スカーレットはレットの不遜な態度に激しい憎しみを覚えながらも、なぜか彼に惹きつけられる。やがて南北戦争が勃発し、激動の時代の中でスカーレットの運命は大きく翻弄されていく。監督は「オズの魔法使」のビクター・フレミング。

1939年製作/231分/アメリカ
原題:Gone With the Wind
配給:MGM
劇場公開日:1952年9月4日

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映画レビュー

4.0戦争がスカーレットを逞しくする

2024年4月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

風と共に去りぬ

誰もが耳にしたこのある題名けれども、今までに見たことがなく、私は初めてこの作品を観ました。

80年以上前の作品と思うと、なんかすごいものがあります。

4時間弱もあり、何とも美しいスカーレット・オハラの激動の半生を描いている。

スカーレットは裕福な家庭に生まれ、その美貌さゆえに、周りの男たちがほっとかず、わがまま放題に過ごしたが、南北戦争が始まると、そんな生活はままならなくなり、アシュレーの妻、メラニーや召使いたちを守るために奮闘する。

そして、生活の為の結婚を繰り返し、本当の愛を知らぬまま、いつしか強くたくましい女性になっていく。

アシュレーに思いを寄せていたが、レットとの結婚生活を送るうちに、レットを愛している事に気づくが、それはもう2人がすれ違って関係が修復不可能になってからだった。やっと幸せを掴むかと思われたのに。

メラニー役のオリビア・デ・ハビランドさんはほんの少し前までご存命でいらしたのですね。104歳で亡くなられたそうですが、それもすごいことですよね。

とにかく80年以上前の作品が、このように残っていることが素晴らしいです。そして劇中に出てくる女性達のドレスがゴージャスで美しかったです。

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Qoo

3.0問題なのは観る側の教養の問題

2024年3月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

1861年、黒人奴隷、白人至上主義、KKK、一代で築いた大農場主の娘、貴族趣味の憧れから豪華な暮らし、そんな南部階級社会を北軍が侵攻破壊、政策的には黒人解放となるも差別的な分離制度は1964年の公民権法まで改善されず、その後も有色人種差別は解消されず現在も。
日本にも多大な影響が、
1853年黒船来航、暴力的恫喝によりその後不平等条約を結ばされる、白人至上主義に根差した帝国主義の横暴と侵略に明治維新と富国強兵策に転換。
1867年、南北戦争で余った兵器を戊辰戦争で高く売り付けられる。
1931年満州事変、中国の利権を巡って対立が徐々に深まっていく。
1941年開戦
1945年降伏、占領、アメリカによって明治維新以来の欧米列強の帝国主義の模倣を停止し、アメリカによるアメリカ式自由民主主義資本制度の模倣を開始。
こうして観ると173年の間にアメリカの表向きの解放帝国主義に維新富国強兵、自由民主資本主義に敗戦改革と影響を常に受けている。
現在も形を変えて有色人種に対する差別は解消されず、1861年の不適切なアメリカ社会を確認できる教本と言える。

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多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

4.5レットを追ってはいけない、追わせるんだ

2024年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

5.0歳と共に感動ポイントが変わる映画!

2024年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

午前10時の映画祭で多分四度目くらいの鑑賞です。

私がこの映画を初めてちゃんと観たのは二十歳過ぎで
その時はスカーレットを「最悪の女」と思ったけど

三十代半ばでちゃんと観た時は
「生きて行くにはスカーレットみたいに強くなければ!」と思い、

今回の「午前10時の映画祭ファイナル」で50代で観た印象は
「人生、諦めてはいけない!!」
と言う様な境地にたどり着きました。

映画だけでなく、小説やアニメでも、
若造の時は汲み取れなかった様々なことが
自分の年齢や経験によって共感できる様になる。

名作と言われるものにはやはりそう言った
普遍的なパワーがありますね。

ただ時代の風によって、この映画さえも
批判の対象になりつつあります。
だから、若者も往年の映画ファンも
チャンスがあれば映画館で観ておいて欲しい。

5年後、10年後、この映画が映画館で観られる保証は
もう、無いのだから〜〜

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星のナターシャnova
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