風と共に去りぬ

ALLTIME BEST

劇場公開日:1952年9月4日

解説・あらすじ

マーガレット・ミッチェルの同名ベストセラーをビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化し、1940年・第12回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、炎のように激しく美しい女性スカーレット・オハラの激動の半生を壮大なスケールで描く。南北戦争直前のジョージア州。大地主を父に持つ勝ち気な娘スカーレット・オハラは、思いを寄せる幼なじみアシュリーが彼のいとこと婚約したことにいら立ちを募らせていた。そんな彼女の前に、素行の悪さを噂される男レット・バトラーが現れる。スカーレットはレットの不遜な態度に激しい憎しみを覚えながらも、なぜか彼に惹きつけられる。やがて南北戦争が勃発し、激動の時代の中でスカーレットの運命は大きく翻弄されていく。監督は「オズの魔法使」のビクター・フレミング。

1939年製作/231分/アメリカ
原題または英題:Gone With the Wind
配給:MGM
劇場公開日:1952年9月4日

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映画レビュー

3.5「自分本位でキツイ美女」と「現実主義な青レンジャー」 主役らしからぬ2人だからこそ

2025年7月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

TVでチラ見した程度でちゃんと観たことなかったこの大作が、この度映画館でリバイバル上映されるということを知り「これは観るしかない」と満を持して足を運ぶ。なんといっても上映時間4時間だからね。強制力のあるところでないと最後まで観れないよ...。

いやあ、テンポがいい。サクサク進むので長さを感じない。嫌なやつも登場しない。(強いて言えば主人公がそうか笑)ストレスなく観れる。非常に観やすい。これは意外だった。

自分本位で、家のためなら妹さえも裏切る美女と、周りがこぞって軍に志願する中でも冷静に距離を置く現実主義な男。この2人は文字だけみると一般的な物語なら「嫌な奴」の役である。おおよそ主人公らしからぬ。でも、なぜか嫌いになれない。むしろ、聖人君子でない人間臭い2人だからこそ、人間味があって近く感じられた。この映画が人気がある理由の一つがここにあるように思う。

バトラーが娘を溺愛する理由に「幼い頃のスカーレットを想像して重ねているから」というのがあって、すっごく共感した。

スカーレットの「我の強さ」や「業の深さ」は、彼女の幸せを遠ざけているように見える。
一方で、それこそが「生きる力」「バイタリティ」(=タラの地)に繋がっているようにもみえる。。。

大事な人を大事にせねば。
意地張らずに「貴方が大切だ」と伝えなければ。

※レッド・バトラーが常にスーツ。まためちゃくちゃカッコいい。
※喧嘩してても一夜をともにすれば、スカーレットはうっとり、バトラーは賢者モードで「離婚しよう」この男と女の差よ。
※メアリーはほんと神。メアリーが危篤のときにアシュリーが「彼女は希望だった。これからどうやって生きていけば。」と悲嘆にくれるのも凄くわかる。
※しかし、アシュリーはたよりなかったな。
※最後のバトラーの去り際はあっさりしすぎでは?
※タラの地の3人男のオーバーラップで終わるとは。

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共感した! 3件)
momokichi

スカーレットとレット・バトラーは心清きメラニーの爪の垢でも煎じて飲め(`Д´)/(ワシも飲め^^;)。 名作かどうかは人によるが、好きな作品なので5、6回は見てる。話は面白い。

2025年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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マサヒロ

3.5結構面白かった

2025年6月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

昔の映画だけど、ラブコメを見ている感覚で見れて、面白かった。主人公の女の女の人は今でいう悪役令嬢みたいな人だけど、苦難もあって、たくましく成長する。メインの女優さんは二人とも美人だった。ただ結末が自分の好みではなかったので、3.5。

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たくわん

5.0素晴らしい! 不朽の名作の絶対王者!!

2025年6月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭15にて鑑賞

言うまでもなく世界が認める名画中の名画、本作をあらためて劇場で観られる事に心から感謝、言葉にならないほどの感動に包まれ本当に幸せな時間を過ごせました

本作は3時間51分という見ごたえ満点の格調高い歴史劇、長尺も長尺ですが半分ぐらいの所でインターミッション(休憩)があり、そういう所も含めて昔の超大作鑑賞を体験できるのが感動的です

今から80年以上前、まだ世界の映画がほとんどモノクロだった時代にこのフルカラー作品というという事だけでも驚異的
さらにこの時代のカメラやフィルムは質が悪く夜のシーンなどは全然うまく撮れないというので全てセット撮影というのも驚き、その結果 本作を代表する名シーンとなった戦火の炎に包まれたアトランタから主人公たちが馬車で脱出するくだりが誕生することになりました

主人公スカーレット・オハラを演じるビビアン・リーさんが本当に綺麗、劇中数々のドレスを着ますがいづれもすごく似合っていて本当に美しくて眼福の極みでした
スカーレットは気が強く常に男性たちに囲まれチヤホヤされているので相当に自信過剰でプライドも高い女性、そんな苦労知らずのお嬢様が南北戦争を背景に人生のドン底を味わうも這いつくばって、時に卑劣な手段も使って強く逞しく生き抜いていく様を描く一大叙事詩、そんな主人公の怒涛の人生をビビアンさんが見事に演じており本当に素晴らしかったです

そして幾度もスカーレットの人生の危機を救うレット・バトラーを演じるクラーク・ゲイブルさんの色気ムンムンな美しい佇まいにも圧倒されました、正にスターの中のスターというオーラは只者ではなく、今の時代では到底出すことのできない空気感が素晴らしかったです

と、主人公2人以外も含めたキャラクターアクトと骨太なストーリー展開を彩るのは前述の戦火を駆ける馬車や大スケールの自然、美しい屋敷や当時を偲ばせる町並み、そして無数の戦傷病者で埋め尽くされたおぞましい風景等々、作品全体通して描かれる重厚でダイナミックな格調高い映像の数々、心から惚れ惚れする圧倒的な映像美をこれでもかってほど堪能できる4時間弱、何度観ても見飽きない、正に名画の中の名画を劇場で観られた素晴らしい体験に感謝です

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Jett

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