劇場公開日 2024年8月2日

風が吹くときのレビュー・感想・評価

全63件中、41~60件目を表示

5.0「ほのぼのと フェイクと放射線に殺されてゆく 悲しみと恐ろしさ」

2024年8月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

老夫婦の最期を直視させる永遠の名作。
「スノーマン」の絵本画家が作ったアニメーションです。

もう少し緊迫感のある「核戦争当日の光景」を疑似体験したいなら、タルコフスキーの「サクリファイス」をどうぞオススメします。

このアニメーション映画「風が吹くとき」は、
のんびりとゆっくりと、引退した老夫婦が田舎暮らしを楽しみ、二人で仲睦まじくお喋りをしながら、お茶を頂きながら、
そして死んでいく悲劇を描きました。

「この世界の片隅に」のコンセプトに近いかもしれません。ごくごくありふれた日常を生きる庶民は、どのようにして戦争に巻き込まれ、そして死んでいくのかを 淡々と見せてくれます。
それだけに画面が残酷です。

国家への 信従と もう従。
緩慢な死。
倦怠、頭痛、嘔吐、下血、紫斑。
そして、じゃがいも袋の中の2つの遺体・・

シェルターの作り方や、非常食準備の指南は、夫ジムが手にしていた「小冊子」=あの頃イギリス政府が実際にパンフレットとして国民に配布していた「現物」が、脚本にそのまま使われているそうです。

+ +

「戸板を立てかけたシェルターで核戦争を生き延びましょう!」とイギリス政府が宣伝した「あのパンフ」を見て
僕が思い出したのが、
【長崎で8月10日に撮られた一枚の写真】でした。

その写真は、当時、日本軍西部軍報道部カメラマンであった山端庸介(やまはた・ようすけ)氏によって、長崎の原爆の翌日、1945年8月10日(金曜日)朝に撮られたものです。
アメリカの雑誌「ライフ」にも、「ラッキー・ガール」というキャプション付きで掲載されました。

これで検索してみて下さい ―
【被爆直後に撮られた、防空壕の「ラッキー・ガール」は、まったくの創作写真だった】

日本軍のお抱えカメラマンが撮ったフェイク写真。
日本政府もアメリカ政府も、国民の核戦争への恐怖感情と拒絶反応を鎮めるために、こんなに「ほのぼのとした笑顔の写真」を使う。

戸板をかぶせた地面の穴に入れば、ほれ、この通り、美人のお嬢さんは無傷ですよ!
だから原子爆弾も、原爆の製造も、核実験も、そんなには怖くないのだよ!とフェイクします。
「ライフ誌」の効用としては、この写真は、米国内での原爆投下への批判を抑え、原爆の残虐イメージの低減に組みすることになったでしょう。

けれどこのラッキーガール=園田早苗さんは、被爆から15年後、昭和35年に白血病を発症し、離婚し、その数年後51歳でひっそりと亡くなっています。
『熊本日日新聞』昭和54年1月に「ラッキーガール」の死亡記事。

「風が吹くとき」は、ほのぼのしていますが、このアニメーション映画の公開のあと、英国政府はこのパンフレットの配布を止めたとWikipediaは伝えています。

国が殺すのは敵だけではない。

+ +

館内はお客さんはたくさん入っていましたが、明かりが点いてもなかなかみんな立たなくて、
押し黙って、一人ずつ、映画館から、重い足で外へと出ました。

+
+

《追記》
岸田総理が引退するけれど、
あの人が各国の首脳たちを広島の「原爆記念資料館」に連れて行ったのは世紀の大事業。
最大の功労だったと思います。
よくやった。

コメントする 8件)
共感した! 15件)
きりん

5.030年越しの初鑑賞

2024年8月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

まだレンタルがVHSだった高校生の頃、手に取ったことはあったけど戦争モノって事で踏ん切りがつかず、この機会にやっと観れた。
今やどの国が仕掛けてもおかしくない世界情勢の中でのリバイバル上映というのは意味があるなと思う。

現代ではあらゆる情報を知ることができるけど当時、しかも田舎町の老夫婦はあの手引きが全て。
あんなんじゃどうにもならんのだけど、実際どれほどのものかは誰も分からないから。

投下の映像は、アニメーションといえどもやはり恐ろしいものがあったが、無知ゆえの呑気さがほのぼのした画風と、森繁久彌さんと加藤治子さんの声も相まって少しだけ和らげてはくれる。
やっちゃいけないことばかりで少しずつ蝕まれていく2人は観ていてかなりしんどかった。

想像していたよりヘビーな映画だったけれど、観てよかったと思う。
そして高校生の時に借りなくてよかった。

コメントする 1件)
共感した! 9件)
コビトカバ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2024年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
りゃんひさ

4.5救いがない

2024年8月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 20件)
LS

4.024-080

2024年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

核戦争の恐怖を描くアニメを鑑賞。
牧歌的でユーモラスなデザインとは裏腹に
描かれているのは死へのカウントダウン。

なんでも肯定的に捉える知ったかぶりの夫と、心配症で鋭く的を射る妻。
2人ともよく喋る。
その穏やかな会話が恐怖を増長する。

核は無くならないのでしょうか❓

コメントする 1件)
共感した! 5件)
佐阪航

3.0はだしのゲンに比べると

2024年8月7日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 5件)
病人28号

5.0じわっと来る怖さ。当時のイギリスの事情を理解しているとよいかも。

2024年8月6日
PCから投稿

今年285本目(合計1,377本目/今月(2024年8月度)10本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

(前の作品 「コンセント 同意」→この作品「風が吹くとき」→次の作品「???」)

 この映画が参照する当時のイギリスは、映画内に登場するようなパンフレットが配られていたのは事実だし、それこそラジオ・テレビが当たり前になってきた時期には、ラジオ・テレビを使った「核攻撃がきた、すぐに適切な対応をとって~」というような番組は放映されていました。これはアメリカほかの国においても同じです。事実上これらの番組がほぼなくなるのはソ連崩壊後になります(現在でも状況によってはテスト放映がある模様)。

 そしてリアル世界では第三次世界大戦は始まっていませんが、映画内では核ミサイルが飛んできてあたりはむちゃくちゃ。パンフレットや番組がいうように「外に出てはいけない」や「水は大切にしましょう」などを(一部)無視してしまった老夫婦がたどる道のりは…といった趣旨の映画です。よって、「相手方」が出てくるわけではないし(核ミサイルらしきものが落ちるだけ)、「広義な意味での戦争もの」といえますが、明確な意味での「敵」というものは観念できません(まぁ、ソ連なんでしょうけど)。

 平和の大切さを描く映画は数が多いものですが、アニメタッチのものは数が少なく、しかもその中から、「相手が明確に示されない」といったタイプの作品は珍しく良いなと思った一作です。大阪市では来週(8月2週)にも放映があるのでもう一度見てもよいかなと思ったくらいです。

 採点にあたっては特に採点上気になる点までないのでフルスコアにしています。

 --------------------------------------------------------------------------------------
 (減点なし/参考/日本での実情)

 ・ 日本ではJ-alert が運用されてはいるものの、実際に日本各地に核シェルターが色々あるわけではなく(都会部ではせいぜい地下鉄駅くらいにしか逃げられない)、その日本のJ-alertはその「想定する国」が実質的に一つだけであり、しかもその「想定する国」は突拍子もなく飛ばすので(そしてそれに対して、首相等が「遺憾に思う」というところまでセットで「(日本が発する)遺憾"砲"」などと揶揄される)、一応そういうものがある程度で、日本ではアラートがあるだけで、じゃどこに逃げたらいいのかとか水を用意しろだのということになっておらず(せいぜい、時々の「本物」と、いわゆる「テスト放送」とで時々見ることができる程度)、日本ではとりあえず「あるだけ」になってしまっているのは、日本国憲法のいわゆる「戦争の放棄」との関係でもあるし、実際に「どこにでもシェルターを作る実際のお金がない」といった問題にも依存してきます。
 --------------------------------------------------------------------------------------

コメントする 1件)
共感した! 5件)
yukispica

4.0トラウマと有名なあの作品がリバイバルと聞いて

2024年8月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 7件)
リドリー

4.0【温かみのある絵のタッチからは想像もつかない、哀しく恐ろしい原爆アニメーション映画。戦争が無くならない現代に観ると、更に哀しく恐ろしい作品である。】

2024年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■イギリスの何処かの田舎に暮らす老夫婦、定年退職したジムとヒルダ。二人はジムの退職をきっかけに田舎に越してきて平和な生活を送っている。
 だがある日ラジオから、3度目の世界戦争の勃発と原爆が投下されるという情報が流れてくる。

◆感想

・”風が吹くまでは”二人はのんびりと過ごしている。そして、ラジオから緊急ニュースが流れて来ても、"政府"が配ったお粗末な手引きにより、木の板を壁に立てかけただけの”シェルター”を作り、原爆に備えるのである。
 余りにも、粗末な”シェルター”だが、二人が政府が配った手引きを信じて備える姿が、何とも切ない。
 ”そんなシェルターじゃ、駄目だよ・・。”

・そして、真っ白な光と共に猛烈な”風が吹く”。列車は、線路を外れ川に落下し、家々の屋根は吹き飛ぶ。そして、その後は犬の鳴き声意外は、何もない世界になる。

■この映画の哀しくも恐ろしい描写は、ここからである。
 ヒルダが、徐々に体調を崩して行く中、二人は外に出てチェアに座って日に当たろうとしたり、雨が降ってくればそれを貯めて飲料水にしようとするのである。
 二人の身体には、原爆症の印である斑点が出始めるが、ジムは余り気にしない。
 だが、ヒルダの髪が抜け始め、ドンドン憔悴していく二人は”シェルター”の中に入り、神に祈るのである。
二人の無垢だが、余りにも原爆の恐ろしさを知らない姿と"政府"のお粗末な"手引き"を信じる姿。

<今作のフライヤーを読むと、クリストファー・ノーラン監督もこの作品を幼い時に観たらしい。
 今日の朝8時から、広島で「原爆死没者慰霊式・平和記念式」が行われる。毎年世界100か国以上から代表者が集まる。
 代表者の方々には、是非、式典が終わったらトットと国に帰るのではなく、”広島平和記念資料館”に足を運んで貰いたいものである。
 そして、今年こそ日本の首相は、あいさつの中で核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を宣言して欲しいものである。
 日本人である程度の年齢、経験を積んだ者であれば、8月の6日、9日、15日位は彼の大戦で犠牲になられた方々を偲ぶべきだと、私は思います。>

コメントする 3件)
共感した! 21件)
NOBU

3.5風風の会話アニメ

2024年8月6日
iPhoneアプリから投稿

じーさんが戦争になっても三日で終わると言っていたが…ロシアとウクライナみたいだね。
無知もそうだけど当事者にならないと分からないのよ。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
Oyster Boy

4.0非日常の中で淡々と日常を過ごす意味

2024年8月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 11件)
bluecult

3.0網の目に風たまらず

2024年8月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 15件)
uz

4.0絵本も素晴らしいけれど…

2024年8月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

いつみてもずっしりくる。原爆を投下される事がわかっているからそれまで描かれる日常の世界の大切さをしみじみ感じる。原爆が投下されてからも普通の生活がまた戻ってくると信じて止まない展開が更に痛々しい。スノーマンも淡々とはかないストーリーだけどこちらはこちらで素晴らしい傑作。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
peanuts

4.5被曝に無知で何が悪い

2024年8月3日
iPhoneアプリから投稿

吹き替え版リバイバル上映にて鑑賞。
核の脅威を知っていて、アニメだからこそ第三者視点で被曝した彼らの行動を観れる。被曝前後の対応に目を瞑りたくなるが、誰が有事の際に正しい行動を取れるだろうか。
夫婦の他愛もない会話や愚痴が観ていて辛い。

コメントする 1件)
共感した! 13件)
ななな

4.0核被害を描いた名作だが、意外に実験的な描写も含んでいる一作

2024年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

核戦争の惨禍を描いた作品として確実に筆頭に上がる本作。絵本のような優しい筆致でありながら核戦争の恐ろしさを描いている作品、と認識していましたが、時折実写の映像を差しはさむなど、ちょっと前衛的、というか実験的な描写も盛り込んでいた点は意外でした。最初「入る映画館間違えたかも……」と思ってしまったほどに。

イギリスの農村に住む老夫婦が、核戦争後の放射能汚染によって徐々に身体を病んでいく、という過程を克明に描いていて、状況の凄惨さとほのぼのとした絵柄の落差がむしろ強烈な印象を与えています。

他方、この絵柄だから観通すことができる、という側面もあって、これが実写なら中座してしまうかも、と思わずにはいられませんでした。

老夫婦が、放射能汚染について無知ゆえに苦しむ、のではなく、第二次世界大戦を生き延びた経験から政府の救助を固く信じ、それが事態への対処を遅らせた(ああなったら何をしても手遅れなような気もするが…)、という描写も、冷戦ただなかの当時には強い説得力があっただろうと感じました(森繁久彌の吹き替えは秀逸だけど、あんまりにものんびり、かつ事態に対して見当違いと思えるような認識で話すので、「そんなことしてる場合じゃないんだよぉ!」と肩をつかんで揺さぶりたくなる気持ちになることもしばしば)。

これほどまでに核と放射能の恐ろしさを正面から描き、実写映画としても『ザ・デイ・アフター』(1983)や『テスタメント』(1983)などを作ったのに、その後のハリウッド映画で核爆発を「通常爆弾よりちょっと規模の大きな爆発」程度にしか描けなくなってしまったのはなぜなんでしょう……。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
yui

3.0これを観て核の恐怖を実感させられるような気はしなかった。

2024年8月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これを観て核の恐怖を実感させられるような気はしなかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Mr. Planty

3.0アニメじゃない

2024年8月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

1986年製作の英国アニメーション映画
日本では1987年初公開

高校生の頃テレビかなにかで観たような気がする
いずれにせよ映画館ではなくテレビで観た
鑑賞はそれ以来となる
8月2日から各地でリバイバル上映される
地元ではフォーラム仙台だ
自宅から100キロ以上離れているが北海道民感覚ならわりと近所のうちに入るだろう
それまで待てずにU-NEXTで鑑賞した
オリジナル字幕版で

舞台はイギリスの片田舎
主な登場人物はジムとヒルダの老夫婦
若い頃に2人は二つの大戦を生き延びた
ロンという息子がいて独立し離れて暮らし妻子がいた
ロシアとの核戦争が始まると聞き政府発行のパンフレットを参考に備えるジムとブツブツ言いながらも協力するヒルダ

アニメーション作品のわりに実写シーンが多い
いきなり冒頭実写だし背景や静物が実写だったりする時もある
実写混じりのアニメーション
日系監督ムラカミ氏はリアルを追求したかったんだろうがそれならアニメじゃなくても良いんじゃないか
キャラクタービジネスを狙ったのかもしれない

ジムがバスに乗っているシーンでのBGMはいらない
おそらくデビッド・ボウイだろう
彼のような偉人に大変失礼な話だがはっきりいってうざかった

核シェルターがあまりにもお粗末だ
ドアを斜めに壁に付けてその中に老夫婦が避難するという馬鹿げた代物
布団用のクッションと食料と水を入れて
こまわりくんがモモちゃんの自宅の軒下に隠れ家を勝手に作っていたがそれとはまるで違う

パンフレット通りに48時間後に外に出てみると辺りは変わり果てた残状で人影は見当たらなかった
鳩は飛び立てず死にかけていた
水道も電気も止まり電話は繋がらなかった
牛乳も新聞も届かない

核兵器使用をちらつかせる独裁者は他国に確かに存在するが核戦争なんてまず起きないだろう
でも冷戦の頃はメディアなどがこぞって恐怖を煽った
ノストラダムスも手伝い終末思想が流行した
僕は子供の頃から既に他人と価値観をなかなか共有できずどこかしら楽観的でそういう世相を見下していた

放射能の影響で衰弱していく老夫婦の姿がこの作品の1番の見どころだろう

アニメ嫌いでも日本人なら必ず観るべし

コメントする (0件)
共感した! 3件)
野川新栄

4.5今もあり得るアニメ作品

2024年8月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

観て良かったアニメ作品。
1987年公開作品だが、再上映。
今の国際情勢だからこそ上映する価値が
あった作品。
作品内容は色々、考えさせられる。
もし、日本でこの作品と同じ事が起きたら?

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ナベウーロンティー

4.0絵柄からは想像できないプロパガンダと無知の恐ろしさ、その境界線はど...

2024年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

絵柄からは想像できないプロパガンダと無知の恐ろしさ、その境界線はどこか
長閑な雰囲気とその落差からくる何かで気持ちが重くなる
人生を謳歌した回想があるのが救いか

コメントする (0件)
共感した! 4件)
UPtwHmNNLjBjFuAF

4.0原発問題を抱えてる国には

2023年2月18日
iPhoneアプリから投稿

まず、"知らない"、無知であるということがこれだけ恐ろしいことなんだと知る作品、

放射能を浴びた老夫婦が日に日に弱っていく日々を描いてるんだけども、
この中の1つのシーンで旦那さんが奥さんに"顔色が悪い、日に浴びるといいよ"と言って外で日光浴をすすめるシーンがある、
心の中で"うわーダメー!"と思わず叫んだな、

イギリスが舞台らしいが中心地にいた人たちはきっと亡くなり、草木は枯れ、鳥などの生き物もみんな死んでいくところも描かれてるが、
その中でもトイレの下水の中から元気に生きているネズミだけがいて、そんなところも描かれているのに衝撃を覚えた、

かなり昔に見たけど今だにいろんなシーンを鮮明に覚えている作品です

コメントする 1件)
共感した! 13件)
C
PR U-NEXTで本編を観る