「はだしのゲンに比べると」風が吹くとき taketakekiさんの映画レビュー(感想・評価)
はだしのゲンに比べると
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何とまぁ、のどかな事!二人の会話で「 ヒロシマ」の四文字が語られていたから、原爆がどれだけ怖いかは知っているだろうに、ドアを立て掛けただけのシェルターじゃねぇ...。
原作が絵本だから、はだしのゲンのように「 ギギギ... 」 と唸る事も無く綺麗な身体のまま死んでいく夫婦は絵空事のようにしか思えない。原爆って、無茶苦茶恐ろしいんですよ?
被爆地ナガサキに生まれ育った者なら、必ず行く原爆資料館で黒焦げになった遺体、爆風で飛んできたガラスが全身に刺さっても行きている人、山のように積まれた遺体などを、小学生低学年なのに見学させられて、その晩も、次の晩も怖くて怖くて眠れなかった事を思い出します。
だから、アメリカのヤンキーどもが映画で軽々しく原爆を落として被害が雹が降る程度の被害で済ましているのを見ると、
「 原爆舐めんじゃねーぞ!」 と言いたくなります。
まぁ、子どもには「 はだしのゲン」はトラウマになるくらい怖いから、放射能の怖さを知る教材としては良い作品かも。
子どもに核の恐ろしさを知ってもらうには「コーマック・マッカーシー原作のザ・ロード」を見せるのが良いでしょう。怖がるがいい、ふはははははは。
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