劇場公開日 2021年5月7日

「渋いなぁ」カサブランカ 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0渋いなぁ

2025年3月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

幸せ

戦時下のカサブランカを舞台にしたラブロマンスということですが、ハードボイルドな感じでした。

やっぱり戦中戦前とかの作品て、時代背景知らないとちょっと難しいです💧今作の舞台がフランス領で、ドイツとの関係はどうなんだとか、反ナチスが出てきてどーなんだとか。リックが「政治の話はやめてくれ」って言ってたけど、こっちのセリフだよ!(泣)説明もあまりないので、当時は知ってて当然の社会背景を知らない身としては少し置いてかれてしまいました。

ハンフリー・ボガートの渋い演技、イングリッド・バーグマンの美しさ。この2人が画面に映っているだけで華がある。「君の瞳に乾杯」かぁ…。ええなぁ(^Q^)でも全編通して淡々とした雰囲気があり、ラブロマンスというよりはハードボイルドと言ったほうがしっくりくる気が。ラストの展開とかもね。

私にはちょっと渋すぎたかなぁ。「ニノチカ」くらいが丁度いいっす(笑)

吹雪まんじゅう
岡崎仁さんのコメント
2025年3月30日

本作の私のレビューに共感いただき、有難うございました。
かなり遅ればせなのですが、この場を借りてお礼申し上げます。

吹雪まんじゅうさんのレビューで、確かにナチス占領下ながら元々の占有者だったフランスに自治警察を担わせるという二重支配的な設定、しかも、フランスは相当な規模で抵抗運動を影で支えていたことなど、劇中では詳しく説明してませんよね。

あとやはり、吹雪まんじゅうさんご指摘どおり、ハードボイルド色が濃いテイストだと思います。
ただ、ハードボイルド路線を突き詰めると、もっと後味悪い、辛口のバッドエンドだったかもしれないですね。

個人的な反応が遅く、駄文拙文のレビューばかりですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

岡崎仁
PR U-NEXTで本編を観る