課外授業のレビュー・感想・評価
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昔はこういう映画、多かった
エッチを売りにする映画がすごい少なくなった。
ただエロだけを売りにするんじゃなくて、エロスへのアプローチといった作品は昔はたくさんあって、皆楽しんだはずなのになあ。
スケスケブラウス
新しくピアノ教師として赴任してきたラウラ・フォルメンティ先生にメロメロになってしまった18歳のアレッサンドロ。悪友のフィンツィは彼に同性愛的な感情を持ち、ある日、先生が自宅へ帰るのを見計らって、隣の建物から盗撮することを思い立つ。フォルメンティはアラフォーの独身で欲求不満気味のため、つい部屋でオナニーをしている現場をフィンツィが盗撮し、その写真によって脅迫、教室でスケスケブラウスを着せたり、アレッサンドロの個人教授もしていた彼女に彼を喜ばせるような行為を強要するのだった。
一方でフィンツィの妹と恋仲になりかけていたアレッサンドロ。たまたま自宅でフィンツィの写真を見つけ、脅迫をやめさせたのだ。最後に一度キリの関係をサービスする・・・
キャロル・ベイカーが当時でも44歳なので、色気やら魅力はそんなに感じられないのだが、アレッサンドロは相当に年増好みだったのだろうなぁ。それよりも伯母さんとかフィンツィの妹のヌードのほうが斬新で素敵。若いのに腋毛ボーボーだったりして、かなり魅力的!
支払う代償が多すぎるから、欲望に従ってはダメ
映画「課外授業」(ヴィットリオ・デ・システィ監督)から。
作品鑑賞後の感想は「こんなエッチな映画だったかなぁ」(笑)
タイトルの「課外授業」も日本語訳では「個人授業」だったし、
ちょっと意外な作品だった気がする。
美しい年上のビアノ教師が、彼女を慕う無邪気な少年に、
色気をムンムンふりまきながら、こんな台詞で諭す。
「支払う代償が多すぎるから、欲望に従ってはダメ。
理性で行動するの」
先生、そんなこと、思春期の彼に言っても無理ですよ、と
画面を眺めながら、独り言を呟いている私がいた。(汗)
わからなかったのは、下半身を女性に見せて喜ぶ露出狂の存在。
何か意味があるんだろう、と考えていたが、このことかも・・と
メモを整理しながら、またまた一人で笑った。
可笑しかったのは、若い女性たちに露出したら「キャー」と騒ぎ、
高齢者の女性たちに露出したら、逆に「あそこの写真を撮影」され、
最後は、子どもたちに露出したら「遊んでいた弓矢の的」になった。
「支払う代償が多すぎるから、欲望に従ってはダメ」、
なるほどなぁ。
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