「ナナ転び…」女と男のいる舗道 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
ナナ転び…
クリックして本文を読む
昔ゴダール特集で見たはずだけど、おぼろげな記憶しかないので、久々のご対面。
本編を12の章に分け(そう言えば「わたしは最悪。」も12章構成だった)、さらに一見無造作な断片で紡いでいく、とある街娼のスケッチ。もともとゴダールの映画はストーリーを有機的に語るというよりは、シークエンスをコラージュのように散りばめる手法だ。
ビリヤード台を巡るダンスなどは見ていられるのだが、哲学者との問答など楽しいかと言われれば、そうでもない。
ラストの呆気ない死も当時の定番のようで、本家ヌーヴェルヴァーグのみならず、松竹ヌーヴェルヴァーグでも踏襲していた気がする。
コメントする