「やっぱり、あのオープニング、超クール。」女と男のいる舗道 osmtさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり、あのオープニング、超クール。
やはり流石の4Kレストア。
あのオープニング、モノクロのダークなグラデーションが、とても鮮明に際立っていた。
あのアンナの横顔を見るだけでも、この映画を観る価値がある。
今回も相変わらず大好きなアンナの為の映画で、オープニングは勿論、大音量のジュークボックスで踊るシーンなども全く色褪せない。
そして、その後のシークエンスの会話の中で、ドイツ哲学が出てきても、ヘンに机上の空論化などせず、アカデミックの硬直化に陥らないのは、やはりゴダール印。
でもライプニッツのあたりは、だいぶ翻訳の方は端折ったか。「モナド論」の一言で片付けてはアカンがな。
あと、あのラスト、相当にタチの悪いコントにしか見えないが、やはり、どうしてもアレやりたかったか…
『赤線地帯』の影響もあったらしいが…
いよいよイイ加減『赤線地帯』は勿論、溝口はちゃんと観にゃアカンな。Amazon prime あるかな?
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