劇場公開日 2020年2月23日

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「90分弱で彼女の人生を描き切る」女と男のいる舗道 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.590分弱で彼女の人生を描き切る

2020年6月13日
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鑑賞方法:映画館

コロナ明け3ヶ月ぶりの映画館。30年ぶりの再見。
アンナ・カリーナの横顔、ポスターの前で煙草を吸う立ち姿、掌で身長を測るお茶目な姿、有名な「裁かるるジャンヌ」での涙などなど、印象的なシーンの数々。
音楽、文学、哲学などゴダールお得意のアイテムもふんだんに盛り込まれ、ミシェル・ルグランの8小節の切ない旋律にも心魅かれる。
ラストシーンまで90分弱、12章の中で、タイトルどおり「彼女の人生」を描き切っていて、あらためて深い感銘を受けた。
また最初から繰り返し観たくなる。

山の手ロック