「外装と内容に落差あり」オリバー! Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)
外装と内容に落差あり
名匠キャロル・リード監督のミュージカル大作。アメリカ映画停滞時期の1960年後半の制作でアカデミー賞受賞の栄誉を記録するが、失敗作。まずジョン・グリーンとライオネル・バートの音楽が暗すぎる。リード演出もサスペンス映画で見せ付ける切れ味が全くない。80年以降のミュージカル隆盛期の良作と比較しても見劣りがする。チャールズ・ディケンズの精神に新しい息吹を与えられずに終わる。
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