オリバー!のレビュー・感想・評価
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歌と踊りは良かったが
踊りも歌も曲もいいので、ミュージカルとしては出来の良い方だし、また、セットも素晴らしかったと思う。ストーリーとしては個人的に気に入らない点があり、その点が何故か引っかかって総合的な評価は低くしてしまった。それは、ナンシーが殺されてしまったこと。原作通りかもしれないが、個人的には嫌なシーンだった。
綺麗な画像でもう一回見ました。傑作だと思う。
『Who Will Buy?』
『ウンパッパ』
『オリバーのマーチ』
スタンダードの曲が多い。
ほとんどの曲が、独唱、重唱、輪唱と続き、コーラスへと至る。それだけでも楽しい。是非、画質と音質が良い状態で味わってもらいたい。
ナポレオン帽が登場するが、あの被り方は縦。
オリバー・リードは狼男だ。
『メアリー・ポピンズ』は小学校三年生の時、親父に連れられて見たのが、実はこの映画は初見の様だ。トレーシー・ハイドのファンにはなったが、マーク・レスターは興味なかった。映画館の予告編とテレビで見ているとは思う。
追記 犬の演技に、30秒以上カットを入れずにロングて撮ってしまうなんて凄い。果たして、幾つテイクがあるのだろう。
ミュージカルを見て、思う事は、やはり、舞台でないから、間違えれば、取り直せるって事が出来る事だと思う。だから、ロングは凄い。昔のミュージカルはロングを多発していた。
『アニー』にジョン・ヒューストンを使ったのは、この映画があるからだ。
それと、アニーと違う所は、普通のエキストラが突然踊りだす所だと思う。アニーの場合はみんなうまい。だから、画面もダンサーにトレミング戯れていた。しかし、この映画は広い画面で画面の中のみんなを踊らせていた。ラ・ラ・ランドの始まりはこの映画をリスペクトしている。
『第三の男』の『アンナ』と『オリバー』の『ナンシー』は、やっぱり、似ていると思う。また、『レ・ミゼラブル』の『エポニーヌ』にも。彼女達はこれらの物語の主人公だと思う。
唯一欠点があるとすれば、マーク・レスターが顔の割に歌がうまいか、吹き替えである可能性が高い事位。傑作だと思う、
『小さな恋のメロディ』の『イン・ザ・モーニング』の場面に行進で始まるのは、この映画をリスペクトしているからかなぁ?
マーク・レスターが可愛いけど、歌は吹替えか?
ナンシーが殺される場面を悲惨なものにしなかったのは子供向けだからなのか、エンディングだってお金持ちになってメデタシメデタシといった雰囲気だし・・・貧民たちの苦悩のようなものがさっぱりなかった。 フェイギン役のロン・ムーディ、ドジャー役のジャック・ワイルドがやはり印象に残る。ナンシーのシャニ・ウォリスもgood
ミュージカル映画の終焉を飾るに相応しい名作です ミュージカル好きならマストでしょう
1969年アカデミー賞6部門別最多受賞作品 この年の作品賞ノミネートはこうでした オリバー! ファニー・ガール 冬のライオン レーチェル レーチェル ロミオとジュリエット この中では圧倒的に本作が優れていますから納得の受賞です この年は「2001年宇宙の旅」がありましたが、受賞したのは特殊効果賞だけ 現代からみれば、「2001年宇宙の旅」こそが作品賞、監督賞を受賞しなければどうかしていると判断できますが、当時は突き抜け過ぎて審査員もその価値を正しく評価出来なかったようです この作品がロンドンのウェストエンド、NYのブロードウェイのミュージカルを映画化した、過去からの伝統の上に撮られた最後の作品と言えるかもしれません その後のミュージカル映画は、例えブロードウェイの映画化であっても、どこか違っています 第一ミュージカル映画の本数自体が激減してしまったのです 序盤のロンドンの下町、中盤のブルームズベリー広場のシーンなどは圧巻です! これほどのものは二度と再現不可能でしょう! 見事な巨大セットに縦横無尽におどる百人を超えるのうなダンサー達 素晴らしい衣装、小道具で最高のダンスと楽曲 それを目の覚めるような巧みなカメラワークで撮影しています ブルームズベリー広場など、広場(スクエア)ですから広場も建物も周囲の道路も当然ながら四角で直線です それがミュージカルの見栄えだけのために全てを曲線で巨大セットを作ってしまうのですから! 参りました 主演のマーク・レスターと、助演男優賞を獲得したジャック・ワイルドの二人は、3年後の1971年に「小さな恋のメロディー」でも共演しています マーク・レスターは大根なのですが、西洋絵画に描かれてきた天使そのものの姿形です 金色の緩い巻き髪、バラ色の頬、どことなく漂う上品さ 他の子役達との対比で際立っています 良く見つけてきたものです ジャック・ワイルドは、芸達者でこまっしゃくれた子供スリの役を生き生きと演じています フェイギン役のロン・ムーディーは脇役なのに主演男優賞を獲得しています この時彼は44歳 見事な老け役振りでそれも納得です この二人とミュージカルパートを取り仕切ったジョン・グリーンの卓越した才能、ドラマパートを重厚に仕上げたキャロル・リード 相乗効果がでています ミュージカル映画の終焉を飾るに相応しい名作です ミュージカル好きならマストでしょう
辛かった…
公開当時、映画好きの親に置き去りにされてみた映画。 内容は辛かった… もう、泣けて、泣けて… 画面を見るのが辛かった… ミュージカルなんですね。 ハッピーエンド? まだ小学校に上がる前で、字幕だと思うけど、年もそんなに変わらなかったからか、あまりにもの境遇に泣けた。 ミュージカルなのに、流れたナンバーが全く記憶にない。 いまみたら、どうかな… 気にはなるけど、見ないかな。 スクリーン上映なら見るけど。
外装と内容に落差あり
名匠キャロル・リード監督のミュージカル大作。アメリカ映画停滞時期の1960年後半の制作でアカデミー賞受賞の栄誉を記録するが、失敗作。まずジョン・グリーンとライオネル・バートの音楽が暗すぎる。リード演出もサスペンス映画で見せ付ける切れ味が全くない。80年以降のミュージカル隆盛期の良作と比較しても見劣りがする。チャールズ・ディケンズの精神に新しい息吹を与えられずに終わる。
んー😕、、、歌だけよかった
小さな恋のメロディーのジャックワイルドが出ていたので見て見たがストーリーが、、 はじめはどういうこと?ストーリーがつかめない、最後はやっとわかってきたよにここで終わっちゃうの?早くない?という感じ 歌だけたのしむならよいんじゃないかな
昔の古い音楽劇
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:60点 ) 「2001年宇宙の旅」を抑えて1968年のアカデミー賞を見事に獲得した、チャールズ・ディケンズ原作の小説を基にした音楽劇。服は汚くても肌の血色の良い健康状態万全そうな少年が、身寄りのない飢えた不幸な孤児を演じる。街中で繰り広げられる大量動員した規模の大きな踊りの場面にいくつか多少の見どころはあったものの、旧態依然な物語と演出には興味をそそられず。19世紀のロンドンを再現した大掛かりな美術は金がかかっていそうだが、演出と音楽は古臭くて特に楽しめるものではなく、これが斬新な試みの映像美をもたらした「2001年宇宙の旅」よりもいいとは思えない。
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