劇場公開日 1949年11月1日

「酩酊してるバーグマンは、らしくなくていい。」汚名 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 酩酊してるバーグマンは、らしくなくていい。

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

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ミステリーというよりも恋愛スリラー。

イングリット・バーグマンは、世間知らずの軽薄な若い娘を演じています。序盤で、深酒をして酩酊しながらドライブして、白バイに摘発されるバーグマンは、らしくなくて良いと思います。

娘は、状況に流されるままFBIのスパイになって、何だかんだでスパイがバレて、毒を盛られて瀕死の状態に。
そこを、W主演のケーリー・グラントが演じるFBIの担当捜査官に寸前で助けられてめでたしめでたし。
でも、彼に過度に恋愛依存しているみたいなので、二人の将来は危ういのではないでしょうか。知らんけど。

ヒッチコックのテクニックで、お話しとしては面白い展開だけれど、物語性は深くないように思いました。

クライマックスでの世界一長いキスシーンが有名みたいですが、これ、ヒッチコックのバーグマンへの偏愛的感情が表現されている気がして、私は、あまり素直な気持ちで観ることができませんでした。

ねこたま
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