「良く出来た脚本」汚名 わしのネタを映画化せいや!さんの映画レビュー(感想・評価)
良く出来た脚本
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 とにかく、今回のイングリッドはよくしゃべる女だった。2人が恋に落ちるところなんかからじっくり描いて。それから、ミッションが始まって・・て感じで。なんでこの男は私に惹かれないのかな?ってところからキスしまくるところが非常にエッチだった。エッチといえば、私。彼とやっちゃったの・・って言うシーンがあって。その実際のシーンが映画の中にないだけに、そのセリフがエッチだった。それが逆に恋の加熱になって続いてく様がうまく盛り込まれていて。ミッションのサスペンスとの構成が絶妙だった。。シャンペンがなくなっていくところとか。その後の見つかりそうになってやばくなる所とか。そして、クライマックスの・・こんな状況でどうやって脱出?とか。セバスチャンが階段登って来て・・これは絶体絶命なのか、何なのか?・・というあのセバスチャン絶妙な表情、あの演出。そこを切り抜ける方法ってのが、伏線とかも見事に生きていて、うまい脚本だった。もう全体的に脚本のお手本のような脚本だった。舞台の映画化と思ったけど、オリジナルらしい。見事ですね。最後のところのカメラワークがまた凄い良かった。なんちゅうか。あの敵の敵・・というのか・・あの連中の撮り方が。何か危険な将棋の駒みたいに見えて。その辺の演出は、とてもヒッチタッチだった。そしてラストの階段・・これぞヒッチコックだ!
惜しむらくはフィルムが相当いたんでいる。これはAIリマスターしてもいいんじゃないかな。
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