劇場公開日 1949年11月1日

「ヒッチコックにしてはメリハリが足りない」汚名 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ヒッチコックにしてはメリハリが足りない

2023年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんとヒロインが父のスパイ容疑で酒浸り。
そんな汚名を返上すべく?奮闘しつつ
惚れた男のために頑張る。

と書くと健気にさえ感じる。
とはいえイングリッド・バーグマンが
健気というテイストの美人ではなく
キリッとしてる顔立ちなので
やさぐれ感が勝ってしまう。

全体は安定して楽しく見られるのだけど
ヒッチコックならば、もっと
ハラハラとする場面、展開が
来るのではないかと期待してたら
萎んで終わってしまった。

絶望的なその後を迎えるだろう夫の
背中の終わり方はしびれるが。
しかしそこまで酷い夫でもなかったので
哀れに思った。

こまめぞう