オネーギンの恋文のレビュー・感想・評価
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リヴ・タイラーが可愛い
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農奴制に反対。主従関係への疑問。これらが危険思想とされていた時代。オネーギンは現代で言うとシラケ世代、無気力世代になるのだろうか、遺産の農地を耕す気もなく、貴族であるがゆえの社交マナー等都会的な風貌・知識を備えている。田舎娘で文学少女らしい純朴さでタチヤーナはオネーギンに恋文を送るが、そのラブレターを燃やしてしまい、恋には無縁であるかのように彼はふるまう。
タチヤーナの妹オルガは友人となったウラジミールの妻。オネーギンはパーティーでオルガと踊り、夫ウラジミールが嫉妬してしまい、決闘を申し込まれるにまで至った。単なる酔狂としか思えぬダンスだったのに、怨みを買ったオネーギン。無気力な彼は死を覚悟していたに違いないが、ウラジミールの弾ははずれ、オネーギンが勝ってしまう。そして彼は旅立った。
タチヤーナはもう一度彼に会いたくて、貴族と結婚してまでしてパーティーにてオネーギンと会う。再会したオネーギンはようやく彼女を愛するようになるが、時すでに遅し。かつては愛したが今では夫に会いを誓った身であることに自覚したのだった・・・
典型的なすれ違い恋愛。リヴ・タイラーが可愛い。
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