踊れトスカーナ!のレビュー・感想・評価

以下は以前自分のwebサイトに載せていた感想文です。 熊本地震の時にも避難所的なスペースで上映して、皆さんに 笑っていただきました。 トスカーナ郊外の農家にフラメンコダンサー一団が泊まりにくることによって、 一家の長男とダンサーの一人が恋に陥るというラブコメディー。回りのヘンテコな 人間でも笑えます。見たのは1999年ですが、ちょうど仕事の重圧とこの映画の直前に 見た映画で暗く落ち込んでいる気分を、見事に吹き飛ばしてくれた90年代最後の傑作！ 私の紹介でこの映画を見た人の感想です。 「こちらも負けず劣らず楽しめました。いやー、ラテンののりはすごいですね。 陽気に愉快に、これぞ人生。ピリピ～！」

トスカーナ地方の土地柄もあるのか、陽気なフラメンコがコメディとよくマッチしていて、楽しめる一本でした。
たまたま標識が倒れたことでバスが道を間違え、そのことでかきっかけで始まる恋という設定も秀逸だったと思います。

　ひまわり畑の牧歌的な風景と魅惑的なフラメンコダンシング。カテリーナが綺麗だ。男なら誰でも心奪われてしまいますね。ギャグ満載なのに音楽がロマンティックなので不思議な気分。 　日本海軍の日章旗と「癇癪持ち」とプリントされたTシャツが最も印象的（笑）。他にはブーメランも印象的です。

出てくる人物が変わり者が多い中で、主人公は普通なまじめな人。その人がコメディやる面白さがこの映画のよさかもしれません。エンドロールのドッキュメントタッチの各人紹介っぽい映像もなかなかいいです。主人公が「癇癪もち」と書いてあるTシャツを着ています。