「初見なんですが、所々」男と女(1966) トミーさんの映画レビュー(感想・評価)
初見なんですが、所々
噴き出しそうになる位、アンバランスな所が多い。ボッサ(ノヴァ?)のしつこさ、繰り返される勇壮な曲。ドキュメンタリーぽい画と考えられたカメラの画。モノクロとカラー、大瀧詠一いただいたな? 昔のPV出身、ドキュメント資質と、初の評価作には全てが突っ込まれてると感じた。
アヌーク・エーメキレイだなぁ、新聞の歩き読みカワイイ。
トミーさん、コメントありがとうございます。
60年前のフランスがフランスらしかったフランス映画がリバイバルですか。洋画を見始めた頃の田舎の映画館で観た思い出の作品です。三本立て700円の時代です。後は「卒業」と「個人教授」でした。田舎の高校生には、どれも刺激的で楽しめました。ルルーシュ監督が制作費が無いのを逆手にとって撮影、演出した斬新なアイデアの作品と思います。「侍タイムスリッパー」に似た監督の映画愛がいいですね。その後観た16歳で出演した「火の接吻」の可愛い少女も本当に奇麗でした。昨年亡くなられましたね。カトリーヌ・ドヌーブの一世代前の正統派美女、凛とした佇まいが汚れを寄せ付けない気品は、グレース・ケリーに近いものを感じさせます。
お返事ありがとうございます。
 公開当時にすでに名だたる賞を受賞/ノミネートされているのだから、映画通には評価が高いようですね。どのあたりが評価されたのかを説明してくれているレビューもあるので、いろいろなサイトを覗いてみると面白いかもしれません。
 素人的には、やっぱり主役の美男美女・ロマンチックで、受けるのわかる気がします。しかもハッピーエンドだし。
 『8 1/2』のラスト場面は、ロケット打ち上げ台(作中映画のセットとして作られたが、その映画を撮影しないことになったので、セットを壊した)の周りで、主要登場人物やエキストラたちがみんなで手をつないで輪になって踊る。そこに道化師やチンドン屋のような楽隊が音楽を奏でるという、ここだけとっても、相当カオスなものです。
 でも、ニーノ・ロータの音楽が好きなこともあって、私的には大円団です(笑)。
 ユング、フロイトの夢分析が好きなもので、はまってます。
お返事をありがとうございました。
「エッジの立った」ところを高評価して、長く愛しているファンがいるのでしょうね。
今見ても、なぜか新鮮味を感じます。
でも、おっしゃるように、あの勇壮な曲には度肝を抜かれます。
まったり、心地よくなったところをたたき起こされるというか…。
「え?なんで?」がたくさん飛び交ってしまいます。
永遠のミステリーです。私には(笑)。
共感とコメントをありがとうございました。
「とっちらかった」とコメントをされてますが、★4なんですね。
確かに、アンバランスな映画ですね。下手をすると学生制作のような。
 でも、ボサノバとかシャンソンとか、サンバもサンバパレードのような激しいものではなく、私の好みに合って心地よいんです。
 しかも、レビューにも書きましたが、映像と音楽・台詞が程よい感じで、鎧を脱いだ宝物時間に、ふと出会ったような感覚になります。
 そしてあのラスト。あのラストでなかったら、★1つ減だったかもしれません(笑)。
 映画史を語ったり、技法を語るほど詳しくないのですが、それでも、アップの多い映像と、景色の映像、遠景で捉えた映像のバランスも、計算されたものなのかはわかりませんが、絶妙だと思います。
目巧者という言葉、初めて知りました。ありがとうございます。
 映画賞先行者達は皆目巧者ですね。
 観客は、ライトでおしゃれなハッピーエンドを楽しんだのかなと思っています。
エーメさんきれいでしたね。はじめは目鼻のパーツが大きくて抵抗がありましたが、所作とか何気ない表情が最高。
 この映画よりとっちらかった『8 1/2』にも出演されていますね。あの映画も大好きです。

 
  





