劇場公開日 1966年11月12日

「【”超美男美女”が、”訳アリ美術品泥棒”になった理由・・。】」おしゃれ泥棒 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”超美男美女”が、”訳アリ美術品泥棒”になった理由・・。】

2020年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

楽しい

幸せ

ーニコル(オードリー・ヘップバーン)は、父のボネ(ヒュー・グリフィス)の仕事、”美術品贋作作り”を、父を案ずるが故、辞めさせたかった・・。
 ある日、贋作判定の権威、バウアー博士という人物がボネが作ったビーナスの像を鑑定するという情報が入り・・。

 本当は探偵であるデルモット(ピーター・オトゥール)は、依頼主からの疑問 ”何故、ボネは多数の美術品を所有しているのか・・”を探るために、ボネの屋敷に忍び込むが、ニコルに見つかり、咄嗟に”泥棒だ・・”と言い訳を・・。ー

 ■印象的なシーン
 ・ニコルとデルモットが贋作のビーナス像を厳しい警備の目を掻い潜り、盗み出すシーンが、本作の見どころである。

 1.物置に二人で隠れ、内側から鍵を磁石と糸(何故か、デルモットの袖の中に入っている)を取り、ビーナスの置かれている美術館ホールに出るシーン

 2.デルモットがマタマタ、どこかから出して来たブーメランで、ビーナス像の周囲の警報装置を2度、誤操作させ(凄い大きな警報音が鳴り響く・・)、警備長は”お偉いさんから”お叱りの電話を受けたため、警報装置のスイッチを切り、デルモットが易々と像を盗み出すシーン
  である。

 ビーナス像欲しさに、ニコルに求愛していたアメリカ人の美術品収集家リーランドは、100万$を差し出していたが、ニコルの”ある事実”を告げられて、慌ててアメリカに逃げ帰り・・。
 いつの間にか、恋仲になったニコルとデルモットは、100万$を懐に車で爽やかに立ち去る・・。

<オードリー・ヘップバーンの服装がお洒落で、ピーター・オトゥールも茶目っ気たっぷりに”泥棒”を演じるロマンティック・コメディ。
 ”粋”であります・・。>

NOBU